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カテゴリ:愛読書
139.人間動物園 数十年振りの大雪であらゆる都市機能が麻痺する中、汚職疑惑の渦中にある大物政治家の孫娘が誘拐された。被害者宅のいたる所に仕掛けられた盗聴器に一歩も身動きのとれない警察。隔絶された状況に追い詰められていく母親。そして前日から流される動物たちの血…。二転、三転の誘拐劇の果てにあるものは。 刑事ものというかサスペンス(?)なのかなあ・・・。 ベースは誘拐ものなんだけどちょっと毛色が違う感じです。 誘拐されていたのは実は・・・ってお話。 少ない人数と狭い部屋の中での心理の探り合いが丁寧に描かれていて 緊張感もあり中盤はかなり惹きつけられました。 前半はちょっと読みにくい(視点が変わるので)印象を受けたんだけど 中盤からはそういうこともなくすいすい~っと。 で、どういう風にラストを迎えるのかと思ったら「え?」って感じ。 今までピーンと張り詰めていた糸が急にだら~んみたいな。 うーん、好みの問題ではあるとは思うけど私はあのラストは 好きじゃないかなあ・・・。 急に劇画的になってしまったような気がして・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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