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カテゴリ:愛読書
141.RANK 道州制による分権のもと、監視カメラのネットワークによって国民に絶えず順位を付ける制度(RANK)が施行される近未来の日本・関東州。(RANK)低位者の拘束を業とする公務員「執行官」の中には、任務に疑問を抱く春日と、歪んだ正義感のもと暴走していく佐伯がいた。抑圧された人々の蠢きによって、自らに危機が迫っていることも知らず… 舞台は近未来の関東州。 関東州に住む人々はランク付けされていて低位者になると 執行官によってあることが執行される。 自分は特に悪いことはしていない、普通の人間と思っていても ランク付されるって怖いですよね。 街にはあらゆる眼がはびこっていつも監視されている。 容姿、言動、仕事、日常の何気ない動作までランクを微妙に 左右していくんだけど誰もその基準などを知らない。 話的には曽根圭介さんの「暴落」(鼻に収録)に近い感じかな。 でも「暴落」のほうが好きだな・・・・。 真藤さんの作品って結構好みが分れると思うけど今までは 読むのがそんなに苦痛じゃなかったんですよね。 汚い言葉遣いとかもあまり気にせず読めたんだけど 今回はなんか駄目だったなあ・・・。 自分の精神的なものの影響なのかもしれないけど。 乱暴な描写だからとか、言葉が汚いとかそういうのとは別の なんか殺伐としたリズムの合わなさというか・・・・。 最初なかなか読み進められなくて苦労しました 最後までなんか腑に落ちない感じで不完全燃焼。 文章にもっと広がりとか想像力をかきたてるものが欲しいなあって思いました。 直接脳に訴えかけてくる感じはしたけれど・・・。 その感じが逆に嫌だったのかもしれません。 暴力的な表現が苦手な方にはオススメできない一冊(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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