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カテゴリ:愛読書
全壊判定 148.全壊判定 東京湾岸の築20年の中古マンションが震度5強の地震に被災し、派遣された建築士に全壊判定を下された。建替か、補修か、退去か…。120世帯の住民はパニックに! 突然の地震で買ったばかりの中古マンションが全壊判定を受けたら・・・と いうとても怖い設定の物語。 見た目はちょっと斜めに傾いたようにしか見えないマンションが 全壊でもう人は住めませんといきなり言われてしまうショック。 引っ越して2ヶ月の香織は順番だからと押しつけられた理事長の立場が 重くのしかかり、建替え派と補修派の溝は深まっていく。 まるでノンフィクションの作品を読んでいるような感覚になります。 現実に実際に起きているであろう問題。 建物に関して知識がないのでなかなか勉強になりました。 マンションの方が戸建ての家を買うより隣人トラブルなどが少なそうな イメージがあったけどこういう問題が起きた場合は本当に大変ですよね。 それぞれが自分にとって一番良い選択をしたいがために どうしても自分の主張ばかりをしていて普通の人たちが暴走していく恐ろしさ。 小説っぽくはないけど、現実的な問題として興味深く読みました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月26日 15時57分36秒
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