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カテゴリ:愛読書
神様のカルテ 180.神様のカルテ 神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇蹟が起きる。夏目漱石を敬愛し、ハルさんを愛する青年は、信州にある「24時間、365日対応」の病院で、今日も勤務中。読んだ人すべての心を温かくする、新たなベストセラー。 現役ドクターが書かれてるんですよね。 実際に地域医療に携わってるから書けるっていう感じがしました。 しかも文章が読みやすくて、優しい雰囲気。 きっとムンテラが上手なドクターなんだろうなとちょっと想像してしまいました。 私も昔本庄病院と似たようなところで働いてたんですよね。 医師の連続勤務の過酷さは半端じゃなかったです。 結局その病院は内科ドクターが全員一斉にやめてしまうという結果に なってしまうのですが・・・。 仕事はきつい・・・でも自分がやめたら残された人はもっときつくなってしまう・・・。 ナースにもつきまとっていたあの悪循環。 思い出すだけで疲労が・・・(汗) 私はその病棟で2ヶ月で7kgのダイエット(?)に成功しましたが・・・。 糖尿病やアルコールの肝障害の患者さんの描写はとても上手いですね。 本当にいるような人ばかりだもの。 まだ笑えるくらいの人だからいいけど、もっともっとすごい人が 現実にはいるわけで・・・・。 まあそんなこんなで当時のことを懐かしく思い出す一冊でした。 読み終わったあとは心がほんわか。 ただ一止先生の最後の選択は私的にはちょっと残念。 もう一つの選択肢を選んで欲しかったなあ。。。。 病院の描写もいいですが、御嶽荘のお話が好き。 なので2話目の「門出の桜」が一番胸にじーんときました。 あとカスヤナガトさんの装丁がいうまでもなく素敵。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月16日 17時23分00秒
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