|
カテゴリ:愛読書
ヘヴン 181.ヘヴン 「僕とコジマの友情は永遠に続くはずだった。もし彼らが僕たちを放っておいてくれたなら─」驚愕と衝撃、圧倒的感動。涙がとめどなく流れる─。善悪の根源を問う、著者初の長篇小説。 「乳と卵」を読んだ時は大阪弁がいまいち馴染めなかったんだけど こちらは大阪弁が封印されてかなり色の違う作品になっていると思います。 男子にいじめられている僕と女子にいじめられているコジマ。 手紙をきっかけに始まった二人の交流の場面はとても透明感があって美しく それと反比例するように学校での二人はひどいいじめに遭っている「。 徐々に変わっていくコジマと自分をいじめている百瀬との対比。 百瀬の言い分はもっともらしいけど私にはまったく響かなかった。 確かに世界は白黒つかないグレイなことばかりだけどそれといじめは違う。 コジマも百瀬もやっぱり中学生で小さな世界から抜け出せていない。 でも少年はそこから一歩踏み出して行く。 そこはどんな世界なのか・・・。 少年にとって光が射す道のりであってほしいと思う。 中学生くらいの子には逆にあまり読んでほしくないなあって思った。 なんでかなあ・・・・百瀬の言い分にとらわれてしまいそうで ちょっと怖くなったからかも・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月19日 16時04分56秒
コメント(0) | コメントを書く
[愛読書] カテゴリの最新記事
|