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カテゴリ:愛読書
フリーター、家を買う。 184.フリーター、家を買う。 「母さん死ぬな─」へなちょこ25歳がいざ一念発起!?崩壊しかかった家族の再生と「カッコ悪すぎな俺」の成長を描く、勇気と希望の結晶。 タイトルだけ見てフリーターがいろんなバイトを駆使して家を建てちゃう話 なのかななんて思って読み始めたら意外に重い内容でびっくり。 精神科で働いていたので崩壊する家族を何度も目の当たりにしてるから もっと現実は厳しいって知ってるんだけど・・・・。 それにしてもこの家族。 我が家にもちょっと似てる。 駄目駄目だったころの誠治は働く前の弟にそっくりだし。 酒癖はうちの父は悪くないけど考え方とか話し方とか誠一にそっくりだし。 嫁に行って気が強くて医療関係に聡い姉は私に重なるし。 母だけが重ならなかったって感じです。 うちはやっぱり母ののどかさと明るさで持ってる家族だったんだなあって 改めて実感してしまいました。 誠治のあっという間の成長ぶりはちょっと現実的に考えると無理が あるかなあと思うけど、でもとても前向きでとてもひたむきで そしてそういう人がきちんと認められる世界っていうのは 有川さんらしくてとてもよいなあと思いました。 ただ後日談は若い二人の物語じゃなく、お父さんとお母さんの物語だったら なお良かったなあ・・・。 誠一のどんなところにお母さんが惹かれたのか知りたかったので。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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