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テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:愛読書
2010年1月の読書メーター
読んだ本の数:16冊 読んだページ数:4775ページ ■最新版 はじめての育児 (主婦の友新実用BOOKS) 抱っこの仕方やおむつの替え方まで写真付きで詳しく載っているので本当に初めての育児の人には解りやすい一冊だと思います。 読了日:01月29日 著者: ■水神(上) 五庄屋物語、初めて知りました。実際にいた人たちの物語なんですね。目に浮かぶような農民の苦しくも清廉な暮らしぶりに心が打たれます。元助がとてもいい。史実にフィクションが混じった形なんだろうけどとても丁寧に美しい日本語で描かれていて作者の想いが伝わってきます。下巻が楽しみです。 読了日:01月27日 著者:帚木 蓬生 ■SOSの猿 「私の話」はすいすい読めるのに「猿の話」にはなかなか馴染めなかった。後半はさすがという感じで一気読み。文学色が強くなってきたのかなあ。実験的な匂いも感じつつこういうのも嫌いじゃないです。最後にみんなでダンボールを一生懸命並べて警察に怒られただけだったってとこがとても好き。 読了日:01月26日 著者:伊坂 幸太郎 ■心霊探偵八雲 (4) 相変わらず転んでるなあ、石井さん。頑張れ~!八雲は何だかちょっと優しいキャラになってきましたね。ちょっと無理がある展開だったけど・・・。 読了日:01月24日 著者:神永 学 ■十字架 ついこの間までの私だったらユウちゃんや中川さん目線を軸に読んでいただろうけど今はどうしても親の立場で読んでしまう。フジシュンのユウちゃんの中川さんの三島の根本の親の気持ち。若い頃にはそういう気持ちを読み取るところまでいけなかったと思うし、答えのない読むことが重くて辛い作品だけれどこの作品にふれて何かちょっとでもいいから感じてもらいたいなあって思った。人生の中で取り返しのつかないどうしようもないことが起きてそれを一生背負って生きていかなくてはいけないときどう向き合ったらいいのか深く考えさせられる。 読了日:01月23日 著者:重松 清 ■新参者 大好きな加賀恭一郎シリーズ。読み終わってまたさらに加賀刑事が好きになってしまいました(笑)連作の短編で最後にはぴたりとパズルが完成したようなすっきり感。一つの殺人事件を軸にしながら下町に生きる人々の人柄が丁寧に描かれていてとても読後感が良いです。最後の加賀刑事のセリフが粋ですね~。 読了日:01月22日 著者:東野圭吾 ■妖怪アパートの幽雅な日常(10) (YA!ENTERTAINMENT) 後半になるにつれてどうも一部の人が喜びそうな展開が目についてそれが何だかちょっと残念だったなあ。個人的には龍さんが好きだったので最後に出てきてくれたのは嬉しかったけどもっと活躍が見たかった。児童向けと思えば大団円的な最後はこれで良しなのかな。 読了日:01月21日 著者:香月 日輪 ■妖怪アパートの幽雅な日常(9) (YA! ENTERTAINMENT) 学園祭の楽しさは伝わっていたけどいつものような深く心に響いてくる感じがなくてちょっと浅いかなあという印象。最終巻への向けての前夜祭的な感じかな。人間誰しも前向きでばかりはいられないし、そういう人の方が人間らしいと思う。続けて最終巻へ・・・・・。 読了日:01月19日 著者:香月 日輪 ■言葉の発達に差がつく! 語りかけ育児実践ルール (0歳からはじめる教育の本) 基本的な言葉かけの方法。難しくないのですぐ実践できます。妊婦さんにもおすすめ。赤ちゃん言葉を使うかどうかは迷うところです(今は使ってません) 読了日:01月16日 著者:高取 しづか ■水魑の如き沈むもの なんだかんだと言いつつ期待して読んでしまうこのシリーズ。前半はやはりまどろっこしいなあと思う部分はあるもののキャラを立たせるためなのか(?)軽いやりとりで以前より読みやすくなってるなあと。ただその分今までの閉塞感とか重苦しい雰囲気はじゃっかん抑え気味。正一の体験談は昨年読んだ「私の赤ちゃん」に通じるものがあり読み応えがありました。犯人とトリックに関してはいつものような驚くようなすっきり感はなかったけど丁寧に書かれていて十分本格ミステリとして楽しめました。また「厭魅」読みたくなりますね。 読了日:01月15日 著者:三津田 信三 ■森に眠る魚 嫌悪感を感じつつ捲るページを止められなかった。独特のリアルな人間模様がもしや自分の身にも似たようなことが起こるのでは・・・と感じられ人事とは思えない。女達の孤独や寂しさ、焦り、子どもに託す思い、解らないではないけど何だか悲しい。人はふとしたことで深い森の中に迷い込んでしまうから。子どもに自分の人生のやり直しをさせてはいけないと改めて思い、母である前に一人の人間としてつきあえる友達がいればいいなと。誰かのせいにして生きるのは嫌だ。あと子育てってもっと楽しいよ。 読了日:01月11日 著者:角田 光代 ■犬はいつも足元にいて 何となく優しい感じの装丁と兄弟で書かれているという雰囲気からはちょっとはみ出たじっとりと鬱屈した少年の物語。でも意外と嫌いじゃないなあ。次作も是非読んでみたいと思いました。サダは本当に自分も苦手なタイプだけど。それぞれのキャラクターにどこか滑稽さがあってそこに哀愁を感じました。やっぱり人間が一番不気味だな。 読了日:01月09日 著者:大森兄弟 ■ねずみ石 最初なかなか物語の世界に入れず集中出来なかったなあ。どうもサトとセイの関係に違和感を感じてしまって・・・。小・中学生をターゲットにしてるのかな。なら残忍な殺人事件ではなくもっと日常的なミステリーでも良かったかなという気も。「ねずみ石」がとっても魅力的なアイテムだっただけに活かされていないのが残念。 読了日:01月09日 著者:大崎 梢 ■らいほうさんの場所 一見どこにでもいそうなきょうだい3人の話なのだが何とも不気味でぞわぞわする。「らいほうさんの場所」の存在が何なのか解らないのだがそれが余計に不穏さを増していく。うらら親子は本当に怖いです。うららちゃんの「でつ」言葉も可愛いとは全然思えなかった。 読了日:01月07日 著者:東 直子 ■めくらやなぎと眠る女 長編も好きだが短編も好きだ。ちょっと突き放される感じが心地よい。想像力がかきたてられ小さな物語が大きな物語へと自分の中で変化していくから。「偶然の旅人」は特に好きで何度も読んでいる。改めていいなあと感じた。 読了日:01月07日 著者:村上春樹 ■太陽の庭 雨の塔を読んでないのですがとても幻想的でいつの時代なのか解らない閉鎖的な空間にとても引き込まれただけに後半は自分的にはちょっと残念。物語的にはいいと思うんだけど個人的にはもっとこの世界を堪能したかったので。由継の子どもでなければ廃棄って言葉にはかなり抵抗があったけれど。永代院の壮大な歴史をもっと知りたくなりました。 読了日:01月04日 著者:宮木 あや子 特に面白かったのは 「新参者」は大好きな加賀刑事のシリーズなので文句なしです(*^_^*) 連作短編って形もなかなか面白かった。 次は壮大な長編ミステリーが読みたいなあ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月03日 10時35分47秒
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