あんしーず的房間

朝起きて、差し込む光の質が確実に春のものにかわってきております。

明るさが、暖かさが、部屋のあちこちに作る陰のにじみかたが冬のものとは違います。

はぁぁぁああああああ。

きもちいいねぇええええ。

窓を開けて、カーテンがぷわぁあ～っと風に揺れている景色が「寒くない」。

もうすぐ桜が咲くのかなぁ。

きもちがいいのでずっとおうちにいたいのですが、それもなんなので

オットと県立美術館へ行ってまいりました。

「海を越えてきた　みほとけたち」展を見にいきました。



運よく学芸員の方の説明が始まったところで、機知に富んだお話や説明に聞き入って本当に楽しい時間を過ごすことができましたよ。

次郎はベビーカーで爆睡しててくれましたしね。

昨夜は激しい夜泣きで、小さい鬼のように見えた次郎がここでは天使でございました。

素晴らしい素晴らしい企画と展示物にうっとりです。

写経、ただの写経じゃございません。

白い紙に金の字で書いたもの、紺色の紙に銀の字で書いたもの。

うひょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

新聞の活字みたいだけど、肉筆です。

途中、間違えたりしないんでしょうか。

当時、紙自体が高価だったはず。その中でも最高級に近い紙に、墨は金と銀。

間違えるわけにはいくまいよ。

ああ、怖い。

雑念だらけで集中力のないわたくしには絶対ムリ。

書いた人たちの「間違えませんように、間違えませんように。」という声なき声が聞こえてきそうです。

ある意味、耳なし芳一よりも怖いです、写経の文字を見るのって。

考えることは皆同じらしく、見学者の一人が学芸員の方に質問してました。

「間違えたら、最初からやり直しですか？罰とかあるんですか？」

「書く人、チェックする人、ちゃーんといます。間違えたら給料差っ引かれるんですよー。で、白地に金字で書いてるやつ、よーく見ると、紙をうすーく削って2文字分のとこに3文字書いたりしてるんですよ。きっと1文字とばしちゃったんでしょうね。探してみてください（＾＾）。」

探したわ～、オットと。

言われてから見ると、案外たやすく見つかるもので。

でも、言われなかったらきっと探せなかったでしょうねぇ。

なんだか、こんだけの完璧なものに人間らしさを感じられて楽しくなってしまいます。

その他にも秀吉の正室寧々の香合など、貴重で美しいものが数多く展示されていて、できることならもう一度見に行きたいと思っているのですが・・・。



話はかわって、明日はホワイトデー。

家族総出でクッキーを焼きました。

もちろんクッキーミックス使用。わたくし、オリジナルのレシピとかございませんもの（シクシク）。



おばあちゃん用です。

わたくしの実家とオットの実家両方へ。

わたくしの実家へのラッピングはこんな感じ。



１００均で買ってきた瓶にクラフトパンチ使って作ったラベルをぺたり。

ことある度に１００均へ通ってるわねぇ。

ちょうど立派な水飴をいただいて、でもこんなにたくさん・・・と途方にくれてた時なので、水飴もちょいとおすそ分け。

オットの実家へのラッピングはワイヤーのカゴにマリメッコのペーパーを使って。写真撮れませんでしたが。

喜んでくれるかなぁ。