薔薇のない花屋
遠峰あかねさんからリクエストを貰いながら長い時間を空けてしまって申し訳ないです。こんな私を忘れずにいてくれたあかねさんありがとう。心の中では今日こそこの話で書こうと思うことはあるんだけど…今日はドラマ『薔薇のない花屋さん』について…脚本は野島伸司さん…この方の脚本ドラマは『高校教師』がはじめてでした。一時期社会を反映した過激な屈折した内容の物が多くあまり観たいなと言う気分になれませんでした。(『プライド』は別だったけど)今回のドラマにあたってのインタビューの中で…「視聴者を引き離さないようどんな卑怯な手を使っても見せたいと思っていた時期があったが、自分も年を取って穏やかになってきたのか、昔のドラマが痛くてみられないときもある。これからはひとつひとつの仕事をこれが最後だと思ってやろうと思う」と語っていた野島さんの言葉に…なるほどだから観る気にならなかった作品があったのかと思った。『薔薇のない花屋』では【引きの美学】を見せたいとのこと…「物語は複雑ではあるがチェスする感覚でラストでチェックメイトする。イメージとしては『ニューシネマパラダイス』のような終わり方をしたい」『ニューシネマパラダイス』は私の好きな映画のひとつで…このブログの中にも書いたことがある。もうこれは観なくっちゃ!と観て…今8話が終わったとこ。視聴率は最高で18%と思ってたより低いけど私的にはこのドラムに嵌ってます。毎回…これは野島さんのメッセージなんだろうけど…いい言葉が必ず入っていて…香取慎吾さんの子供…雫役の女の子がとてもいい。泣く場面は大粒の涙を真珠のようにぽろぽろこぼし感情移入の激しい私は一緒に泣いている月曜日です。では…チビ猫がいいなと思った言葉をひとつ… 「人はみんな誰かのお荷物なの。 あたしだって今あなたのお荷物じゃない。 私の身体には刺があるの…薔薇みたいに…私は安くないの(自分のコートを着せようとするお花屋さんに向かって) 私は寒くないわ」「包装してるんです。 あなたはお荷物だ…荷物だけど普通の荷物とは違う。 あなたは特別大切にしなきゃいけない。 とても壊れ易いから…ね?」 そうだよね。そうだなぁって思う。人はひとりでは生きていけないから…どこかで誰かの荷物になってる。でも…大切に思ってもらえる荷物にならなくっちゃダメだよね。もうそろそろドラマも終盤だけどまだ観てない人は是非!来週の月曜日午後2時~再放送もあるようなので…(はやっ!)初めから観たい人は録画予約をどうぞ…(再放送…東海地方だけだったらごめんね)