夏の終わり
私の夏の終わりはライブ。
そして、今日正に今さっき、終わった。
大音響、アンプ前。
当然耳は死に、耳の中で蝉時雨が夏を惜しんでいる。
日本の音楽業界の重鎮達と、その昔海外で活躍したのにすっぱり業界を辞めた今は素人のセッション。
音合わせぐらいのライブは、正に職人技。ジャストミートな音。
もう、20年続いてる。
惜しんでくれる人たち。
「私は幸せ者です」と感謝の言葉と、絶対にプロだったころ曲をやらなかったのに、今年はやることができた。
様々な感情からやっと解放されたんだろう。
人は成長する。
変化する。
例え涙も出ないほど辛く、全てが終わってしまうかと思うほど苦しい思いをしても。
信じて見守った仲間がいて、
共に喜ぶ人たちがいる。
本当に幸せ。
一番年下で未熟で不安定だった人が、一番の安定感と脂ののったプレイで魅了する。
後から語りぐさになったっても価値がない。
その瞬間、その時、その時間を共有出来たことの幸せに
心からの感謝を。
ありがとう。
また、来年逢おうね。