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最近、身近にこだわりを持った人間ばかりに
取り巻いていただいていて (個性的な方達とお呼びしたい) 自分が平々凡々とした味気のない人に思えてくる 食べ物にこだわる 着るものにこだわる 仕事の道具にこだわる 住まいにこだわる 究極はその人の生き方が現れるわけで 「こだわる」ということは その方のライフスタイルそのもののように思う 先日、強烈なおじさんに出会った こういう方を「ハイサイおじさん」と呼ぶのだろうか?? 沖縄あたりにお住まいの方は ご存知かもしれないが、ピアノを作れる調律士さんだ 会社を退職されてからヨットを手に入れ 行き先を決めない旅をしていらっしゃる 主に南西諸島あたりに出没しているらしい たどり着いた先で、ピアノの調律をし ご機嫌なピアノに蘇らせ 「お代は泡盛がいいよ」と、いただくのだそうだ いつぞやは、さんしんという楽器を お礼にいただいて以来、泡盛飲んで、唄って踊って 夜は更けていくのであった このおじさんがいったんピアノの前に 座ったら、惹き付けられずにはいられない 音遊びにしばし酔いしれてしまう はにほへといろは長調♪は こうさ・・ 何とも言えない調和した音だ 和音とかコードとも言う 明るいコードはメイジャーというが 「今日はちょっと私、マイナーな気分なの」という時は 憂鬱な顔してマイナー・コードの音を奏でる 陽気な気分が基本だからAメジャーとは呼ばないで 哀しい音色の時だけAマイナーと区別するのだそうだ 一つの曲でも何通りにでもアレンジされ ワルツだと思っていたらJazzにもなる このおじさん、泡盛がコインの代わりになる ジュークボックスみたいに チャージすればいくらでも素敵な音楽があふれ出してくる 不思議なマシンのようだった だけどトークは実に人間臭くて 愛嬌のある顔とユーモラスな対話形式の 会話が交わされ、ほんとに楽しい どこに行っても涙を流して別れを惜しまれ マスコミだか、何だかわからないが取材を 申し込まれても 「10時に出航するから」と答えておいて 8時には次の島へと旅立つのがオレのスタイルらしい これだけ人を楽しませて、自分も楽しみ 世の中を明るくするおじさんの生き方は こだわりに満ちていてすがすがしかった いつどこで再び会えるのやら??? ハイサイおじさんありがとう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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