鳥海山=後編(22日)危うく遭難?
鳥海山は溶岩がゴロゴロ。浮石に乗るとずず~っと滑り落ちそうです。そんな道を下って行かねばなりません。ここまでで疲労困憊。でもあとは下りだからもう一頑張り。登りより下りの方が時間も少なく済むはず。と思ったのが大間違い。下りの方が緊張するし太ももの前の筋肉に力が要るんですねぇ。岩に付いたペンキの印を確認しながら膝をガクガクさせて降りていきます。途中、雪渓を渡る所があるのにそれに気付かず岩の谷を降りて行ったらなんかヘン。登山道にしては踏み跡が見当たらない。ペンキの印も無い。迷った!「お~~い、誰かいませんか~~!!」返事は無い。どっちへ行ったらいいんだろう・・・【中年女性、単独登山で遭難】の新聞記事が目に浮かぶ。こんな時は戻るべし。不安な気持ちで一杯。雪渓があるところまで戻ろう。どれくらい時間が経ったのだろう・・・そこに4,5人のおじさんグループが休んでるのをを見つけた「こっちだぞ~」助かった~!!おじさんたちが仏様に見えた(!?)「ロープに気がつかなかった?」「はい。岩伝いに下ばかり見て気付きませんでした」「戻って正解だったよ」「はい。おかげさまで助かりました」雪渓から尾根までは急峻な上り。そこから「気をつけて」「ハシゴがあるよ」・・・などと声を掛けてサポートしてくれた。ほんとに嬉しかった。 最終章へつづく