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カテゴリ:娘のこと
久々に娘の高校入学当時のことを思い出しました。
ちょこっと書いてみます。 娘。あらしのような2・3月が過ぎ、4月から通信制高校へ通い始めました。 彼女なりに夢いっぱいでのスタートだと思います。 「お母さん。私また期待しすぎてるかも~」(ほうほう、そうか) 「でも、通信に通ってることは誰にも言わないでね。変な目で見られたくないの」(う~ん、そうか~) 等々。たくさん話してくれました。 やっぱり、学校へ行ってそれが楽しそうな娘を見るのはうれしいものでした。 でも、手放しで喜べない私がいます。 いつも不安。 また、つまずくんじゃないかな。でも、それはそれで娘の経験のチャンス。 …だから怖がらなくてもいいんだよね。成長の機会をつぶしちゃいけない。 落ち着いて。一喜一憂しないで。 ・・・でも ・・・でも、でも、私耐えられるかな。 送迎の車のなかで「帰る!帰る!」と泣く娘。なだめながら運転する私。 「私には価値がない」「死んじゃいたい」と言う娘。 なんと言っていいかわからないでオロオロする私。 あんな場面。こんな場面。つらい日々。 もう一度きたら、耐えられるかな。 ある日駅まで迎えに行ったら、頭痛がして吐き気もあるというので急遽病院へ。 そしたら始まりました。 「やっぱイヤだ。帰る。帰る」 ちょっとプチパニックです。吐き気を伴う頭痛は心配だからと、なだめて病院へ。 待合い室に入ったら「自分で言うから」と一人で診察室へ…。 吐き気止めをもらってかえってきました。 私はもうフラッシュバック状態です。 「疲れたのかね~」「この陽気だと体調もくずすよ~」「大丈夫?」 と普通に受け答えたつもりですが、動揺が顔に出ていたかもしれません。(>_<) ああ、ちょっとしたことで揺れ揺れでしたね。 娘に任せきれなくて、よけいなことも言いまくりです。先回り発言数知れす!! 当時は、黙るために舌かんでました。(もちろん軽~くですが(^_^) 「しょうがないよ。そんな気持ちになるよ。ダメなとこに気づけてよかったじゃない」 と自分を慰めていました。 今は、娘がどうなっても私にできることはほとんどないなぁ・・と思うようになりました。 そりゃ、娘に不幸が降りかかったらはらってやりたい。 悩みがあったら取り除いてやりたい。 でも、それは不可能なことなんだと最近(最近か~)思うようになりました。 自分でやらなきゃ、いつまでたっても問題は残る。 私の力で解決してあげようなんて、ずいぶんと傲慢でしたねぇ。 自分が娘より優れていると勘違いしてたんですねぇ。 私にそんな力はありません。 あってもほんとーに微々たるものなんだわ~・・と先月(ホントに最近)気づきました。 かたつむりのように遅いあゆみですが、なんとか己の無力さがわかるようになりました。 ありがたいな・・と思います。 気づかせてくれてありがとう・・と世の中すべてに言いたい気持ちです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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