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カテゴリ:パンクロック&音楽
恋愛出会いはキッカケが大事だとか、自分はなんでもてないんだろう、と近所のコンビニのトイレで己のケツを拭きつつ漠然と考えるのであった。
ところで、コンビニのトイレはある意味戦場と言える。 コンビニってのは色々な人が日々来店するのはみなさんご存知の通りだと思う。 朝は出勤前のサラリーマン、OLやら学生、または夜勤明けの工員、ニート、昼は主婦、棺おけに腰まで浸かちゃったようなジジババ、ニート、夕方は仕事帰りのサラリーマン、OLやら学生、または日勤明けの工員、ニート、深夜に至っては暴走族、アル中、ニート、早朝にはニート、等の多種多様な人々が訪れる。 ある時、っていうかもう10年以上前、僕は高校に通いながら近所のセブンイレブンでバイトしていたんですけど、その時は僕もピチピチのフレッシュな感じで、多感な年頃でした。 ちょっと触られると乳首もビンビン、みたいな。 というか、小学生~中学高校などでは学校でウンコとかって家から5キロの大冒険どころじゃないじゃないですか。 仮に小学校一年くらいの時に学校でウンコをしてる姿を級友に発見された場合、軽く「ウンコマン」登録されるじゃないですか。ケンカのときに「や~いや~いこの前ウンコしてたくせに!!」などとはやしたてられるでしょ。 「うるせえ、ミスター便器と呼べこの野郎!」ぐらいのキン肉超人並みの開き直りがあればいいのですが、いかんせんウンコの素人としてはそんなアクロバットな超人百二芸は繰り出せない。 万が一授業中、あるいは集団登下校の最中にウンコなど漏らそう物なら末代までの恥、その後の学生生活全てを通して、やっと他県の大学に合格してホッと一安心もつかの間、成人式後の飲み会まで「ウンコマン」になるのは目に見えており、生きながらにしてすでに切腹っていうかそんな十字架をその後何十年背負うんだろうって恐怖と対峙しながらみなさん通学されてたことだろうと思います。 運良く僕の場合は級友などの前でクソ小便など漏らした、という経験はいまだかつてないのですけれども、↑のような通称「ウンコマンの十字架」と呼ばれる厳しいハードルを乗り越え高校生まで達した僕にすら「バイト中のウンコ」という厳しい制限が架せられていた。 仮に高校生ともなると、学校でのウンコくらいはお手の物、女子以外の級友に「よーしパパ、モリモリウンコしちゃうぞー」くらいの宣誓をしつつ煙草吸いながらクソたれる、位のスキルは身についているものでして、極度に仲の悪いチームにウンコを発見され、出産中に上から水がバケツごと落下してくる等の不幸に会わない限り、高校におけるウンコは安心・安全を伴った、実にジェントルなウンコライフであった、といえるでしょう。 しかし、戦場は違う。コンビニでのウンコというものは血で血を洗う、あるいは生き馬の目を抜く、それがコンビニでのウンコなのです。 例えば学校等の場合、女子に聞こえない様に、あるいはまったくいない溜まり場で「ウンコしてくるぜベイベー!」等と高らかに放言しつつ対立チームによる発見+攻撃に備え、数ある学校便所のうち「職員室の近くの便所が最も綺麗かつ安全・安心」という黄金方程式の下、心やすけく脱糞すればよかったものが、コンビニという閉鎖された空間の中ではバイト・社員等店員、あるいは客、という限られた、というかコンビニという特性からほぼ面の割れたメンバーの中でたった一つという便器を争奪しなければならない。 というか、その場に居合わせたなら誰がトイレに入ったか一目瞭然、出てきたときも待ちの客に一目瞭然、という按配ですわな。 それでですよ、重要なことはね、バイト先に好きな女の子がいたとします。 コンビニなんてのは結構少人数で回してますから、同じシフト、時間帯に入ることも結構多い。 そりゃ忙しい時もあり、レジに行列が出来てる時にヤレおでんくれだのビッグフランク一つだの、肉まん、あーやっぱり辞めてピザまんくれ、とか客に殺意を覚える時もあるのですが、同じ死線を乗り越えた二人には愛が芽生える可能性もあるわけです。 しかしそこに立ちはだかるウンコですよ。 ウンコこれはするしかない。ちっちゃい屁とかでごまかせるもの出はない。 それでですね、と書いたところで便器争奪戦、終了。 かつての日記のサルベージでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/08/27 04:49:17 PM
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