がぁ隊長とゆかいな仲間たち

癌を宣告されて山梨に来てる祖父が初めて私に言った。

「松本城みたいんや。」

（実家から高速飛ばして１時間とちょっと。長野県にある。）

ma-くんの体調が気になっていたのかなかなかいえなかった様子。

ma-くんの熱も下がり落ち着いているので、行くことにした。

この選択が大きな間違いであることをこの時点ではわかるはずもない。

祖父とma-くん、chicoxとヤッホーばあちゃんの４人。

新しい車はナビがついている為、迷うことなく１時間ほどで到着。

このコがうわさの新しいma-くん号

松本城から一番近い駐車場に車を停めて向かったのだが

城につく頃には祖父は息切れがしとてもツラソウ。

天守閣は上まで登れるのだが、とてもその元気はない。

「登る？」と聞くのもかわいそうで。。。

（特別扱いはよくないのか？！と思い直し）

「じいちゃん登る？」

「・・・・・・やめとくわ。お前ら記念になるから登って来い。」

代わりにma-くんを抱いて登って、天守閣の写真をたくさん撮った。

（じーちゃん、写真現像してあげるね。）

観光もすることなく、早々とホテルに戻った。

それでも祖父は満足気。

（もう少し元気な間に色々してあげればよかったな～。）

問題はここからだった。

熱はないもののma-くんのご機嫌が優れない。

抱っこしてないと泣き叫ぶ！

叫ぶ！泣く！！暴れる！！！

収拾がつかない。

やっと眠ったと思ったら。

泣き叫ぶ。

寝る　　鼻が詰まる　　苦しい　　目が覚める　　泣き叫ぶ

結局、朝までコレの繰り返し。

chicoxはずーっとma-くんを抱っこして夜を明かしました。

つらいけど、きっとma-くんの方がつらいんだろうな。

話せないから伝えられないんだモノね。。。

にしても、抱っこマンが現れるとは。。。