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Sep 30, 2006
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カテゴリ:BOOK・映画
にぎやかな天地(上)(下) 宮本輝
 この話、テーマがいくつかあって、日本古来の保存食についてとか、人の生き死にとか、人によって、受け取り方は様々だと思うのだけれど、私は、“時間をかけるということ”について考えさせられました。
 現代社会、何事にも早いレスポンスが求められ、私自身も求めがちです。スピードと手軽さとそして安価であることが求めれられて、情報は氾濫し、ステレオタイプなんて言葉が出来て、長い。
 そういう時間の流れ方を見つめなおさせてくれる1冊でした。
 リリー・フランキー著の『東京タワー』の中に「仕事はとにかく8年(←たしか(^^;)続けてみろ。それでダメなら仕方ない」みたいな文章があったと思う。それにも通ずるものがありました。
 

最後の恋 阿川佐和子(編)
 海辺食堂の姉妹 阿川佐和子
 スケジュール 沢村凛 
 おかえりなさい 角田光代  など
 三浦しをんさんの短編が読みたくて借りた1冊でしたが、他の作品のほうが記憶に残ってます。
 阿川佐和子さんはエッセイストのイメージが強いけど、この短編も、余分な感情描写なんかがなくて、読みやすかった。
 角田光代さんの文章を読んだのは実は初めてでしたが、長編も読んでみたくなりました。





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Last updated  Oct 1, 2006 06:49:36 AM
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