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May 29, 2007
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カテゴリ:日々のつれづれ
 週末から長男のお腹の調子が悪くて、昨日も幼稚園から帰ってきて、ぐったり状態。
 昨日からは次男もお腹が痛いと言い出して、昨晩は二人ともほとんど何も食べず食事、今朝も二人とも調子が悪そうだったので
 幼稚園に行く前に、病院に連れて行くことにしました。

 病院と言っても、家のすぐ目の前で、総合病院なのに人気がないので、すぐに診てもらい、『胃腸炎』だといわれました。
 
 で、お会計時、幼児医療の対象なので、もちろん無料と思いきや、
 次男に
『初診にかかる特定療養費』というものを請求されました。

 『初診にかかる特定療養費』とは、病床200床以上の病院に導入された制度で
 継続して通院してる場合や紹介状を持ってきた場合なら不要ですが、通院の間隔が開いた場合には、いったん治療が終了したものとみなされ請求されるようです。


 本来、大学病院など高度な医療を行う病院に患者が集中して、軽症な患者さんまでが大学病院に集まってしまう現状を改善して、
本当に高度な治療が必要な人の治療に専念できるように!という目的で作られた制度です。
 つまり、軽症なら診療所へ行って下さい、ということ。
 診療所で手に負えなければ、紹介状を持ってきて下さいね、ということです。


 もちろん次男は、初めてその病院に行ったわけではありません。
 これまでも何度も通ってるし、そのつど風邪、肺炎と症状は違えど、一度として請求されたことはなかったのです。

 それがなぜ、今回は?

 今回は胃腸炎で、今までの薬とまったく傾向が違ったため、初診扱いだ、というのです。
 とはいっても、これまでだって、一回一回完治しています。
 薬だって、せいぜい1週間しかもらってないんだから、継続して通院してきたとは考えがたい。それなのに、これまでは継続で今回は初診なんです。

 それならそうと最初に「初診扱いになりますので、『初診にかかる特定療養費』がかかりますが、よろしいですか?」と言ってくれれば、他のところに行ったものを。
 精算時にいきなり言われたので、大変感じの悪い思いをしました。

 
 しかしながら、
 県の社会保険事務所に聞いたところ
病院は、患者一人ひとりに確認する必要はなく、院内の目に付く場所に、その旨掲示してあればよい、のだそうです。其の掲示を、見るか見ないかは患者さんしだいで、それで病院の告知義務は済むのだそうです。

 さらに、患者が、その病院を自分で選択して通院しているのだから、
 他の診療所を紹介する必要もなく、来た患者さんには、請求できるのだそうです。

 随分、高圧的。

 
 そもそも、うちの目の前の病院が、高度な医療をもった、とは言いがたく
 産科は下手だし(つぶれたけど)、皮膚科でやけどを治療してもらった友人は皮膚がただれたし、注射の針をさすのは下手だし、小児は週3回しかやっておらず、いつ行っても閑古鳥。
 うちの近所の人は、総合病院が目の前にあるのに、ここだけにはかかりたくない!と救急車を呼んで、隣の市の病院に搬送されてたことがあります。

 そんな病院でも、200床あれば、『高度な治療ができる』ということになるんでしょうか?
 ただでさえ病院が少ないこの市、市内にこの総合病院にしかない科だってあります。
 高齢者も多いので、歩いていける範囲にはこの総合病院しかない、という方だっているでしょう。
 そんな場合でも、『初診にかかる特定療養費』は請求されるわけです。

 
 なんだか、おかしい。
 ちなみに、この『初診にかかる特定療養費』に関しては、健康保険法に定められているようです。


 結局、私は払っていません。
 「事前説明もなく、これまでとの違いも分からないのに、納得できないです」と言ったら、
午後「今回は、継続扱いにします。次回、もしおかかりになることがありましたら、そのときは…」という電話がかかってきました。

 でも、次回は、ないです。
 次男は別の病院へ連れて行きます。
 週3しかやってなくて、Dr.が入れ替わり立ち代りでも、近いことだけが魅力だったのに。
 長男は、薬を継続している間は、連れて行きますけど。
 
 
 それにしても、わざわざ社会保険事務所に電話してしまう私って、
 実に私らしいと…と苦笑い。

 もうちょっと丸くなるべきかしら、ね。 





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Last updated  May 29, 2007 11:04:20 PM
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