群馬国体vs長崎戦
群馬国体アイスホッケー、富山選抜が10得点大勝 成年、長崎下し好発進 第58回国民体育大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会第2日(26日・群馬県伊香保町の県総合スポーツセンター伊香保リンク屋外リンクほか)富山勢はアイスホッケー成年男子の富山選抜が坂上、岡崎らの活躍で長崎選抜を10―2の大差で下し、2回戦進出を決めた。スピードスケートは成年女子の斉藤絵美(ダイチ)と少年女子の村田香苗(富山商)がいずれも千五百メートルの予選に臨んだが、決勝進出はならなかった。 アイスホッケー成年男子の富山選抜は初戦で長崎選抜を圧倒した。立ち上がりに苦戦する場面もあったが終わってみれば10―2。第3ピリオドで得点力の高さを見せつけた。 第1ピリオドは先取点を奪うまでに時間がかかった。11分過ぎ、勝尾のゴールでようやく1点目。14分にも上野が決めて試合の主導権を握った。 藤田千春監督が「荒れたピリオドだった」と振り返るように、第2ピリオドは両チームとも退場者が続出した。それでも坂上、主将の石澤文がそれぞれ追加点を挙げ、リードを広げた。 試合前に失点0で試合を終える目標を掲げていたが、第3ピリオドで立て続けに2失点。5―2まで追い上げられた。「冷静になって初心に帰れ」と石澤主将がげきを飛ばし、本来の得点力を取り戻した。失点後に石澤雅、田名部、小山内、坂上、岡崎と立て続けに5点。鮮やかな猛攻でそのまま逃げきった。 27日の2回戦は長野選抜と対戦する。藤田監督は「立ち上がりが課題。早い時間帯で先制して波に乗る」と戦略を練る。主将の石澤文も試合開始直後の攻撃がカギを握ることをメンバーと確認、強豪との対決に気合を入れ直した。