いやいや。
見ました？野球のWBC決勝戦、日本vsキューバ。

アレだけの強豪チームから１０点も取って、ついに優勝。

今回のWBCについては運営面でいろいろと言われていますし、おいらも途中ではばかばかしくて見てらんない、と思ったこともありましたが、いざ終わってみると優勝ですよ。
あっけないほどに。

今さら、優勝したからって、「WBCよかったですよね！」とか言いたくないし、なんか気持ちを入れると自分が軽い男のような気がして情けないのですが、ほんとうに学ぶところが多かったです。

なにより、決勝トーナメントに進めると思ってなかったですからね。普通、メキシコがアメリカに勝たないじゃない。
でも、それであきらめずに戦ったから、こういう結果があったんだなって。そう思います。

加えて、福留選手。
まったく打てなくて、スタメンからはずされたんだけど、いいところで仕事が出来てよかったよね。おとといの韓国戦では先制２点ホームラン。今日のキューバ戦では２点タイムリーだものね。
王監督も、福留を下げるときに「いい場面が来たら必ず使う」と言って下げたらしいではないですか。気持ちにこたえられた、ってことでしょうね。

王監督といえば。

今日もなんか審判が騒いでました。
どうやら、９回に、勝利を確信した日本ベンチで選手の足がフィールド内に入っているのが気に入らなかったらしい。

で、あんまり審判もうるさいこともあって、一部選手が「何が悪いんだ？」的にふてくされていたところ、審判がベンチのほうに向かってきました。これは、下手をすると退場者が出る可能性もある雰囲気。

ところが、王監督がさっとその選手のところに行き、自分の手でやさしくその選手の足をフィールドからベンチに戻したんですね。

見てた人もいると思うけど、選手が勝利にむけてカッカしているときに、さっと冷静に、こともなげに対応できるって、やっぱ人格だなぁと。

やっぱり、王監督ってすごいよね。
(王監督のすごいところを言い当てているのはやっぱり、「アンカテ」)


あっけなくも転がり込んできた世界一だけど、これからオリンピックでは野球が正式種目ではなくなるという流れの中での「第１回」WBCで優勝。

これはこれで貴重な体験だったと思うのです。

（いつになく素直な知恵の友でした。）


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