カテゴリ:旅行
台湾3日目。この日はガイドブックで見た九分へ。 九分は台北の東40kmに位置する小さな町で、悲情城市というベネチア国際映画祭グランプリを取った台湾映画のロケ地で知られる町です(この映画、見たことないのですが...)。かつて炭鉱で栄えたけれど今はひなびてしまった、いうなれば台湾の釜石(ちょっと釜石は田舎すぎか...)いや夕張(あ、財政破綻まではいかないか)???ガイドブックで見ると、狭くて急な階段の両脇に中国風の建物が密集している、古くて風情ある街なのです。 ★台北から九分への行きかた ガイドブックには二通り案内しています。 1、台北站から台鉄東部幹線で『瑞芳』下車(80元)、駅前バス停から基隆客運『金瓜石』行きのバスに乗り換え終点下車(15~20元計約100元) 2、MRT忠孝復興站出口1近くのバス停から基隆客運『金瓜石』行きのバスで終点下車(15~20元計約75元) 私のおススメは2です。電車に乗ってみるのもいいかもしれませんが、瑞芳からの乗り換え時からバスが大変込み合い、まず座れません(瑞芳から約30分乗車します)。始発に近いMRT忠孝復興站近くから乗ったほうが安くて楽です。 台北市内からバスに揺られること約1時間20分前後、九分につきました。土曜日のためか、大変な人ごみです。人々はセブンイレブンの脇の小道方面へどんどん動いているので、方向音痴な私はひとまずついていく事に。車1台通れるか位の細い道の両脇にお土産やが立ち並び、人をかきわけて進みます(スリに要注意)。数百メートルくねくねと歩いたら、見晴らしの良い展望台へ。が、展望台を見ても深い感慨はない...なぜなら...風景が日本と余り変わらない... あれ、ここまで来るのにガイドブックの写真でお馴染みの場所がなかった...曲がり角があったらしいので戻ろうと思ったのですが、展望台の近くに茶芸店(九分茶房)があったので入ってみることに。アンティークの中国風ベッドを改造した区間のなかで、ついに茶芸を楽しむことが出来ました!!日本語の説明付です。日本と違い、席の横に七輪のようなものでお湯を沸かしていて、何度も自分でお湯を足してじっくり飲めます。一人でがぶがぶ飲みましたが、二人以上でも十分楽しめます。余ったお茶っぱは、持ち帰り可能です。私は東方美人茶を飲みました。花のような香りの、甘みのある美味しいお茶です(ジャスミンとはちょっと違う)。 のんびりしたところで、路地を戻ると、十字路が。路地を登ると、芋仔蕃薯という店に行列が。どうやら、九分名物ぜんざいの元祖の店らしい...とりあえず並んで購入(35元)。カキ氷の上にタロイモと小麦粉を練っただんごとあずきと練乳がのっているぜんざいですが...味は『名物にうまいものなし』。昔フランスのモンサンミッシェル へ行って名物オムレツを食べたときのことを思い出しました。まずいまでは行きません、食べられない訳ではない(でも特別美味しい訳ではない)、そんな味です。 食べ終わった後路地を下ってガイドブックの『悲情城市』看板のある名所へ。行ったはいきましたが、たったの数10メートルしかない...確かに風情はあるのですが... 記念撮影をしようと思い、更にこの写真の下側へ行ったものの、なんと、この『悲情城市』茶芸店(ロケ地)のまん前で台湾のバラエティ番組(お見合い番組らしかった)のテレビ撮影が!!!!なんでこんな記念撮影の名所のどまん前で生中継なんかするんじゃ~~~!!日本で言えば、金閣寺だとか浅草寺のどまん前で真昼に生中継するようなもの。礼儀正しい日本人は、生中継中にフラッシュ撮影する度胸もなく、風情に浸るどころでもなく、しばらく眺めた後戻ることに。 たったこの数10メートルのためだけに、数100メートルのお土産やさんが立ち並び、台湾の人たちがたくさん遊びに来ている事がなんとも不思議な気がしたのは私だけでしょうか…?まあ、一度は行って見るといいと思います。茶芸は落ち着いて出来ますし。 14時位で九分を後にし、15時30分位で台北へ。その後、最後の市内観光へと向かう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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