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今日の18時台の宮城県のニュースで、NOVAを取り上げていた。 何でも県労働局がNOVA会社更生法申請を受け、今日県内在住のNOVA講師へ向けて雇用保険の受給手続の方法、未払い賃金についての相談について、説明会を開いたらしい。 もしかして知っている先生がいるかと思ってよく目をこらしてみた。いた。何度もレッスンを受けたことがあるアメリカ人男性の先生がいた。(県内には6校くらいあって、先生らも全員写した訳ではないので気づいた先生は一人だけだったが)。彼は私がレッスンを受けた数ヶ月前までは、背も高い(180センチ以上)だけでなく、とても体格がよい人だった。レッスンルームに入ると、生徒の2~3人分はあろうかという体格でとても手狭な感じがした。 久々に画面で見た彼は、以前の面影がないほどに痩せていた。一瞬、あの先生だと気づかなかった。以前はあごの下にもぷっくりとした肉づきがあり、丸太のような二の腕だったが今はあご骨がくっきりと現れ、体は一回りは小さくなっていた。数ヶ月にうちに、ここまで変わっていた。 彼は日本に来る前も日本語を学んでいた。日本の武道に興味があって、日本で学ぶためにNOVAで教えていた。情熱があり、教え方も上手で駄目なところはきちんと指摘してくれる先生だった。 11月4日にレッスンの予約を入れていたが結局受けられず、それ以来NOVAには行っていなかった。先生達は今頃どうしているのかと安否が気になっていたが、まだ日本にいてくれたとは…(ネットなどで調べてみたが、何も収穫がなく…) 日本に興味を持って、日本の文化に触れたいと思って、勇気と夢を持って異国の地へやってきた先生達が、なぜこんな目に遭わなければならないのだろうか。 よく、悪意のある人は『異国の地へ来て1ヶ月分以上の生活費の蓄えもないなんて計画性がなさすぎる』などと言ったりもするが、果たしてそうなのだろうか?中には来日して数ヶ月で倒産の憂き目にあってしまった講師もいるし、大抵の講師は高卒の初任給程度かそれ以下の給与しか貰っていない。日本でも高卒一人暮らしの社会人1年生が会社倒産の憂き目にあったら、1ヶ月と生活できないだろう。日本にいるうちなら実家に帰ったりも出来ますが、帰る飛行機代もなければそれも出来ない。 ジー・コミュニケーションの新生NOVAが宮城でも開講するのか、それも全く分からない。(開講したとしても、元々6校もあったものを1校にしてしまえば講師もあぶれてしまう)。 今週末、まずは以前通っていたNOVAに行ってみようと思う。何か連絡先などが書かれているかもしれない。これまでは日本にいるホームレスも、正直他人事だと思っていた。ただ、自分の見知った人がホームレスと紙一重の生活をしているかと思うと、とてもつらくて見ていられない。自分に出来ることであれば何かしたいと思う。 NOVA生徒の会が発足したらしい。これまでは何もできなくて、生徒への情報も少なく、取り残された感じがしたが、あきらめず、何か出来ることをしていきたいと思う。 最後に…何日も日記に長文の文句たらたらすみませんでした。書いたらちょっとだけすっきりしました。完全に立ち直ってはいませんが、少し、前を向いていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月14日 21時32分25秒
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