テーマ:ヨーロッパ旅行(4254)
カテゴリ:旅行
【07年10月11日(木)】 アムステルダム国立博物館へ到着し、私が高校生より念願のレンブラントの夜警を見る日がついにやってきました。 私はこれまで、ルーブル美術館、ナショナル・ギャラリーなどを見てきましたが、確かにルーブルのダ・ビンチは凄かったですが、個人的にはオランダのこのアムステルダム国立博物館の方が好きです。やはり、レンブラントコレクションは郡を抜いています。 ここには17世紀ヨーロッパの中でも黄金時代を築いたオランダ絵画のコレクションを大量に収蔵しています。じっくり見ると1日かかりそうですが、そうも言っていられないのが残念なところ。 1階は17世紀海運業で巨大な富を築いたオランダの歴史に触れる的な展示で、船の模型やら人物画やらデルフト焼きやら銀細工やらの工芸品などです。時間のない人はこの辺を短縮して見ていって時間を調整するといいと思います。 レンブラントは豊富な自画像もさることながら、大作『アムステルダム布地ギルドの見本監査官達』『イサクとリベカ、別名ユダヤの花嫁』なども見れます。 昔、ルーブルでモナリザを見たとき、これほどよく知られた絵なのになぜ本物はこうも迫力があって、TVや雑誌などとは大違いで、天才のみが放つオーラをまとっているのか!と大そう感激しましたが、レンブラントもそうでした。 本物の迫力というかオーラは凄いです!! 『アムステルダム~』や『夜警』は縦2メートル強、横3メートル強の大キャンバスに描いていますが、絵の持つ緊張感、画家の息遣いなどが手に取るように分かります。 ここの素晴らしいところは、絵の前に柵がないことで、ものすごく間近で名画が堪能できることです。 日本の展覧会だと、大そう待った上に絵の前に柵があってその周りに黒山の人だかり、しかもさっさと他のを見ないといけないわでじっくり味わう暇もないのですが、やはりオランダまで見に行く甲斐があるというものだと実感しました。 他には有名どころでいうとフェルメールの『牛乳を注ぐ女』、手紙を読む青衣の女などの名画もあります。(牛乳を注ぐ女はそのときたまたま日本の展覧会で着ていて、帰国後わざわざそれを見に行ったのでした)。ヤン・ステーンやフランス・ハルスも素晴らしかったです。 いや~、風邪を治して良かった。また何年かしたら、もう一度見に行きたいです。 日本で余り手に入らないレンブラント画集やパンフレットも購入し、しぶしぶ博物館を後にしました。下は国立博物館前の公園です。 この公園をつっきると、ヴァン・ゴッホ美術館があります。次はゴッホです。 ゴッホは知らない人はいないと思います(なぜか日本人は印象派の画家が好きですね…)。私は実物を見るまでは、『え~、ゴッホ?日本人がやたら好きなだけじゃん。ちょっとへたくそじゃない?変人だし』と大そう小ばかにしていたのですが…勿論彼の作品は実物はみていないもののよく知っているつもりだったのですが… やっぱり本物のマスターピースはTVや雑誌で見た印象とまるで違います!ゴッホもやはり天才!ものすごい迫力としか表現できないボキャ貧な私… なんというか、ゴッホは凄く信仰心の強い人で、孤高な環境にある中ある種の厳しさを持っていたんだと思います。 ひまわりも見ました。ゴッホ美術館のひまわりが一番いいように思えます(ゴッホは何点かひまわりを書いています。)鮮やかなオレンジで力強く描かれた花弁の1枚1枚…じっくり堪能しました。 ここには他にゴーギャンやモネなどの印象派の作品も多く収蔵していて、出色です。 その後、ホテルの近くにあるレストランへ移動し、昼食を食べました。昼食はクロケット(コロッケ)です。コロッケはオランダが発祥らしいのですが、ホクホクしてとっても美味しかったです。 その後、午後から運河クルーズへ出かけました(続く)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月19日 01時07分58秒
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