音楽はバクハツだ！

【５月３１日（土）の日記その１朝～新幹線を降りるまで】 

５月３１日はライブ日です。

行きは新幹線で行くつもりで、時間はチェックしていたのですが座席はまだ確定していませんでした。朝早く起きれれば早めに移動しようと思って目覚ましを６時にセットしていたのですが、二度寝してしまい、結局起きたのが７時４０分過ぎ

朝ごはんを食べたり準備をして、家を出たのが９時１０分、結局美術館は諦めて、東京駅から有楽町駅で降りて、直接ｍ+へ移動することにしました。

１０時３０分頃発の新幹線に乗車。３列のうちの窓側の席で、ほぼ満員に近い状態で、私の隣も通路側の席も男性客で埋まりました。

東京駅に着くのが１２時１０分前で、レッスンが３０分からなので、ｍ+に行ってからだとトイレに行けないかな？と思い、大宮駅を過ぎたあたりでトイレへ行くことに。

私が立つと、私の隣の中年のビジネスマンはやや席を空けて通れるようにしてくれ、通路側のTシャツ姿の２０代～３０代の男性は音楽を聴きながら寝ているのか全く微動だにせず、男性のひざが前の座席の背もたれ部分にびっちり付いている状態で隙間が全くなく、そのままでは通れない状態でした。寝てるのを起こしちゃいけないかな～と思い、足を最大限持ち上げてその足をまたいで通ってトイレに行きました。

（ライブ前などもトイレの心配は人一倍する私）

その後座席に戻ったときも、通路側の男性は目をつむってイヤホンをつけたままうつむいたままでした。相変わらずこの男性の前をそのまま通れる隙間はありません。そこで出たときと同じようにまたこの人の足をまたいで通る以外方法はなく、また左足を持ち上げたところ、運悪くく左足の底で男性のジーンズの右足部分の一部をこすってしまいました。（当たったというよりこすった）。

とっさに『あスミマセ～ン』と男性の方を見て謝ったら、男性は実は起きていて、急にものすごい目を向いて足でこすってしまった部分を二回右手で払った後、その右手をグーにして私が持ち上げたままの左太もも部分を力いっぱい殴ったんです！

その男性の顔は、もし街中ですれ違っても判別できるくらい覚えています。全体的に骨ばった感じで、彫が深く、眉毛が太く、目も大きく、頬骨が出て『縦長の小島よしお』みたいな感じの人でした。あと色が浅黒く、毛深かった。（東京駅で下車するときに気付きましたが、その人は身長が１９０センチくらいありました。

この殴られたということで、ブチッと頭で何か音がしたかと思うと地球の核からマグマが１秒で地表に現れ、私の口からあふれ出した如く怒りの沸点に達し、顔面を殴り返してやろうという衝動を必死で抑えつつ、

『寝てると思ったからまたいで通ろうとしたんでしょ？何も殴ることはないでしょうが！！ものすごい痛いんですけど！！』

と彼の顔を見下ろしながら怒鳴りました。我ながらどっから声が出てるんだと言うような、隣の車両まで聞こえるようなドスの効いた大声でした（ヤクザ映画でヤクザの妻が怒鳴る感じ）。

男性はうつむいて『…スミマセン』と聞こえるか聞こえないかのような小声でもごもごつぶやきましたが私の怒りを納めるだけの誠意は感じられませんでした。車掌を呼んで鉄道警察に連れて行くとか騒いでやろうかと内心思いつつ、更に

『殴るくらいなら最初っからよけたらいいでしょう！！こっちは通ろうとしているんだから！！』

というと、その男性は急にひざを詰めて１５センチほど隙間を空けました。（←空けれるんだろう！？だったら最初から避けろよ寝てると思ったから声かけれなかったじゃないの）すると、私の隣に座っていたサラリーマン風の男性が

『ほら、スミマセンって。』と殴った男の肩をぽんとたたいて促してくれました。

すると男性は、今度は聞こえる大きさの声で『…スミマセン』。と謝りました。

次には車掌を呼んでやるとか言ってやろうかと思っていたものの、そのサラリーマンの手前こちらも引くしかなく、そのままその男性の前を通って窓側の席に戻りました。

あの男性にとっては、隣のサラリーマンの方に謝るよう促してもらえて救われましたね。反省しているかどうか分かりませんが、仲裁してくれたサラリーマンの方に感謝すべきだと思います。

しっかし最近衝動的に人を殺しただのいうニュースが日常的に報道されていますけど、この男性も髪一重かも。そう考えるとぞ～～っとします。私も被害者にならなくて済んだのか？？？

その後東京まで数１０分ほど乗りましたが、他の乗客がトイレに行こうと通路を通行するたび、殴った男性は乗客からジロジロ見られて好奇の目にさらされていました。ざまぁみろって。

理由は何であれ、他人を悪意を持って殴ったり危害を加えてはいけないということです。あと、人がたくさんいるところで何かされたら、大声を出すのが有効なんですね。キャ～とかいう悲鳴とか女性らしい声じゃなくってドスの聞いたヤクザのおかみさんみたいな声

ここまで書くとなんだかスッキリしてきたなぁ。これまでは『やっぱりどういう理由であれ、赤の他人を殴るというのは絶対にやってはいけないことだよな。車掌を呼んで鉄道警察に連れて行ってやるとか騒いでやるべきだったかな』とかムカムカしていましたが、ここまで書いて気持ちの整理が付きました。

その後、男性の逆恨みも警戒しつつそそくさと山の手線に乗り換えてｍ+へ。

（続きは明日以降～）