音楽はバクハツだ！

キム○クのドラマも見ないくらい普段余りテレビドラマを見ない私ですが、このテレビドラマはハマりました。

『モンスターペアレント』（毎週火曜日夜２２時～フジテレビ系列）。

米倉涼子主演です。彼女が主演のドラマは何年か前木曜夜２２時からの不倫バトルものがありました（タイトル忘れました）が、あのドラマもハマリました。脚本が面白いドラマに当たりますね、米倉さんは。

自分の子供ではなくクラスの他の子供にえこひいきしているだのとクレームをつけ、学校に侵入して無断で体育の授業を撮影する親（第一話）、子供が日曜に友達と遊んでいる時に怪我をして、他の友達に非があるのに一緒に授業を受けているのはおかしい・学校にも監督責任があると訴える親（第二話）…と、いずれも強烈な親ばっかりですね～～。

うそみたいですけど、今現実にこういう親はいるんですね。

このドラマを見ていると、現役の中学校教師をしている知人が私に話した実際の保護者のクレームを思い出します。

中学校でどうしてもトイレの用を上手くたせないのが学校の責任だとしてクレームをつける親、生活保護を受けていることを口実に給食を払わない（そのくせブランドものばっかり身に着けている）親　…などなど。

最近は親も文句ばかり言って自分の要求だけを通そうとしたり、自分の子供だけよければよいという（むしろ結局は自分の主張が通ったという自己満足のためにクレームをつける）親が多いですね。

今の教師の仕事を見ると、授業以外の課外活動（生徒の校門前でのお迎え～見送り、クラブ活動、親とのつきあい…）も含めて負担が多いと思います。実際スポーツ系のクラブ顧問をしている先生は休日がほとんどないそうです（土日はもちろん長期休暇中も練習があるため）。

今日の放送で先生がうっかり保護者に言ってしまった、『休日の活動まで教師は面倒見切れません。他にも生徒はいますから』という台詞も納得です、私が先生の立場ならそう言うだろうなぁ…ただでさえ忙しいのに、更に仕事増やすなよって思ってしまうだろうなぁ…（だからあの後教師が保護者に謝罪したのがむしろ納得がいかない）。

まぁ保護者ばかり悪く書いていますが、学校や教師も、いじめを見てみぬふりをしたり更には加担したり、わいせつ教師だの色々問題も多いですね、最近は...。

思うに、今一度、学校の役割というか、どこからどこまでが学校教育でどこまでが親の責任かはっきりさせた方がいいと思います。トイレの用足しのクレームを学校につける親も現実に存在しているということは、親の責任もよく分かっていない親が多いということです。

また、学校と保護者以外の第三者の目もあるといいと思います。学校と保護者の当事者間だけで密室で処理していると、お互いに甘くなると思うんです。PTAとかで、実際に学校にどういうクレームが来ているか、どれだけ業務に支障がでているかとか、匿名でも全て公表したりしないんでしょうか？クレームに対しても、『それは度が過ぎているんじゃないですか』とか『おっしゃるとおりこう改善した方がいい』とか忠告したり、間に入ってくれる人がいると随分違うと思います。

あと、学校って生徒は同じ年齢の子供ばかりですけど、色んな年代の人と一緒に勉強できる機会があればいいと思うんです。例えば定年後再度勉強したい人や、特定の科目だけ勉強したい人などにも門戸を開くとか。最近の学生って敬語の使い方がまるで駄目ですけど、それは学生の間に年長の人と話をする機会がないからなんですよね。自発的に学ぼうとする人とか、そういう人と触れ合う機会を持つのも意義があることだと思います。

ちょっと脱線しましたが、来週もこのドラマ楽しみです（今度はタイムリーな給食費を払わない親の話題です）。