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カテゴリ:人間模様
骨になってしまう前に彼女に会いたい
というメールを出すと、T氏から 明日、千葉(彼女の実家)に連れて行くから、その前にくれば? とのことで、ちょうど日付が変わるぐらいの時間におじゃました。 籍を入れてなかったので、葬儀は千葉の実家のほうで出すらしい。 彼女はベッドに寝ていて、その周りにいすをならべ、両家のお母さんと兄弟が囲んでいた。 彼女はただ寝ているようにみえた。 顔色も良かったし、動いているようにみえるときもあった。 でも、さわると冷たかった。。。 楽しい思い出や、死ぬ間際の様子や、病院に対する怒り(医療ミスがあったのではという疑いがあるので)など、笑ったり泣いたりしながら、3時間ほど話をした。 最後まで、私はガンではない、と言い切り、痛さに耐え、懸命に生きようとしていた、そうだ。 とてもとても悔しがっていた、そうだ。 目を閉じると、彼女の笑顔や声を思い出し、ボーっとしてしまう。 比べるべきではないとは思うが、一番近いのは、オトコにフラれた時に、ついつい思い出し、涙があふれてくるみたいなカンジかなぁ。。。 私でさえこんな状態なので、T氏やご家族は、もっともっとやりきれない気持ちであろう。 彼女のお母さんが、何度何度も この子は幸せだった。 と言い聞かせるように言っていたのが耳から離れない。 医療ミスの疑いがあるので、T氏はとことん戦うであろう。 1年前に発見された腫瘍で、成分は良性だけどガン細胞と同じ増え方をする腫瘍という診断の元、子宮を取らない方向で、1年間闘病してきた。 11月の上旬に急変して、良性、悪性ということにこだわっている場合ではないと子宮を摘出する手術を行った。 11月下旬に退院したが、12月初旬に急変、緊急手術し、手の施しようがないとそのままお腹を閉じたそうです。そのとき余命1ヶ月と宣告され、1ヶ月を待たず、昨日死んでしまった。 あまりにも急で、こっちの気持ちがついていけなかった。 と彼女のお姉さんがいってました。 悔しいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.12.16 14:06:18
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