テーマ:心の病(7311)
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もしも○○だったら・・・とよく考える。でもきっとそうであったとしても同じようにわたしは文句を言いながら暮らしている気がする。
5年ぶりの友達に会った。あのころおまえはいっぱいいっぱいだったよなって言われた。今も根本的には変わらずいっぱいいっぱいだ。でもあの時わたしはどうしても生まれ変わりたかった。知らない土地、知らない人に囲まれて、今までの自分とは違う生き方をしたかった。 知らない土地に行けばかってに生まれ変われる、自分が変われると思っていた。もっと○○なところだったら・・・そんな気持ちもあったが、一度違うところに行ってなにも変わらなかった。そしてそんなときに本で、わたしはこんな田舎にいるから自分を生かせないんだ。だから都会にでる。みたいなことがあり、そしてその後に、都会に行ってもその人は○○だからだめなんだ。みたいな言い訳をずっとしていたとあって。しめくくりに、どこに行っても、どんな場所であっても自分が変わろうとしないかぎりどこに行っても自分は自分の世界にいきるだけで、まわりの環境が変わっても自分は変われないんだ。とあった。 それは本当にそうだなって思った。ばかばかしいと思いながらも、鏡にむかって自己暗示をして、紙に書いて見えるところにはって自分に宣言をした。小さなことからだった。今日は5人の人と話す。下を向かないで人の顔を見て歩く。目が合ったらにっこりする。なるべく口の角を上げてへの字にならないようにする。 そんなことを繰り返して、自分の奇跡が起きて・・・という妄想に入り込まないで、人と接することができるようになってきた。 そのときの友達にあのときのおまえは、必死すぎてちょっと変で友達には紹介できないくらい気を使うやつだったけど、落ち着いたなって。そうなんだそんなにいっぱいいっぱいだったんだわたしって思えた。今もけっこういっぱいいっぱいだよって言ったら、笑って言えるくらいだから客観的に少しはみれるようになったんだなって。それはすごい進歩だって言われた。あれから5年なんだかんだと言いながら、もがきながらわたしは成長しているんだなって感じた。 不器用だけど、でもうらやましいと言われるような、尊敬してますって言われるようなそんな面を持っているんだ。不器用だったんだよって言っても、人見知りがすごくてねって言っても信じてもらえないような。そんな人になったんだって。 問題を重ねて、つらい思いをたくさんして、いろんな人に出会って、その人たちから学んだり、自分がしでかした失敗に後悔しながらわたしは年だけをとってきたわけじゃなかった。ちゃんと中身も少しづつだが成長していた。 人付き合いはいまだにうまくできている気はしないが、でも成長したいと思っていられれば、自分の短所が見えていれば、それは改善していくことが少しづつでもできるのではないかなと思った。 環境を変えればなんとかなると思っていた、そしてなんとかなることもあった。それはそのときに、たぶんこれが問題だったとわかっていて、それをなんとか克服しようと思っていたからではないかと思う。それがなかったらきっと同じ事を繰り返してきたんだろうな。 心の中にどうしようもないものが渦をまいているときもある。それはどうしようもないときもあるし、どうしても死んでしまいたくなるときもある。でもそれをどうこうできるのも自分で、そしてすぐどうこうできるものではないこともわかった。 少し浮上してそして見えてきた。じっとしていようということ。もう少しじっとしてからまたがんばれるときまでじっとしてから動き出そうとようやく思えた。 そしてそれはわたしの世界がちょっと変化したときでもある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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