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テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画・DVD鑑賞
年末から色々な映画が上映されています。 でも、まずはこれを見とかなくちゃ♪ という事で、先週のレディースディに行って参りました。 十数年ぶり?に原作本も読み直し、準備万端!! 余りにも原作が印象的過ぎて、映画の世界に共感できるのか? そんな不安も抱きつつ鑑賞しました。。。
感想は、、、 この「ノルウェイの森」は、私の中の「ノルウェイの森」では無く、 監督トラン・アン・ユンの想い描く「ノルウェイの森」でした。 そして、 それはとても美しく、深い悲しみに満ちた世界でした。 まるでフランス映画の様な映像と時間感覚。 フランス映画を見るたびに思う、 「観た人がどう感じるかは、その人の自由」というのが前提になっている感じ? 詳しい説明も無くて、見た人が感じるままに感じれば良いと言っている様に思うのです。 どう思うかは、観た人の感性に任せている印象が強いのですが、 でもそれは小説を読んでも同じことだと思いました。 同じ小説を読んだからと言って、 皆が皆、同じ感想は持たないはず。 つまり、結論として言えば、 私はこの映画はこれで良いのだと思いました。 恐らく、賛否両論あるのだと思います。 それは、この小説が余りにも有名で、 この小説自体が、人の感性に問いかけている作品だからだと思うのです。
ここに載せる画像を探して、その画を見て、 より一層思ったことがあります。 この映画には、本当に悲しみが満ちてます。 ワタナベと直子が、2人で微笑みながら寄り添っているシーンですら、 その先を想い、悲しくなるのでした。 小説を読んだ私の感想は、 人は悲しみを抱いて、それでも生きていく。 でも、この映画はただひたすらに悲しかった。 線の細い、いかにも繊細そうな監督の、 それがこの話を読んで一番に感じた事だったのかもしれません。。。 キズキと直子の存在自体が夢のようであり、 その夢から現実へ引き戻してくれたのがミドリ。 観終わって一週間以上たって、 何度も何度も考えて、 出した私の結論がこれでした。 た~ぷりと、思考の世界に浸れる作品とも言えるかも?(^^) ネット上には沢山の方の感想が書かれています。 でも、実は私、それは一つも読んでいません。 それぞれが違っていいと思うので、 敢えて読まないことにしました(^^)
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