小さなこと

旅は続きます。

成田線の終点銚子駅で電車を降り、

いよいよお目当ての銚子電鉄に乗換えです。

銚子電鉄はJR成田線ホームの端っこにあり、

小く掲げられた「銚子電鉄ホーム」の看板が微笑ましくて、

ちょっと笑ってしまった（＾＾）

ここの車両には都心部の鉄道会社で使われていた古い車両が使われています。

まだ冷房が無かった頃の名残りを残すのは

羽根を外された天井の扇風機。

この地へ来る前は、何処を走っていたのかなぁ～。。。

途中駅で上り電車と待ち合わせです。

あの白い車両も良いなぁ～♪　ちょっと昔の井の頭線っぽい???

始発の銚子駅から終点外川駅までは、

およそ２０分ほどで到着します。

錆びにまみれた駅表示。

ヒゲタしょうゆのベンチの方が綺麗ってどうなの???（＾＾；

ここ外川駅は銚子の先っぽの駅。

この先には漁港があるだけなので、

観光客の大半はその手前の犬吠駅で降りていました。

でも、私達の目的は外川漁港へ続く小さな漁港町を撮ること。

観光地化された場所では無い、鄙びた風情を求め、

駅舎を出て海に向かいます。

途中で見つけたのは、目刺しならぬ口刺し?

海鮮問屋さんの店の前。 

この日はこの冬一番の寒さだったそうですが、

それでも、房総の明るい日差しの下で干された鰯は、

とびきり美人で美味しそうでしたよ（＾＾）

車のすれ違いもギリギリ位の道を降りていくと、

開けた視界の先に、外川漁港が有りました。

既に漁も競りも終わっているのか、

港は静まり返り、聞こえるのは海鳥の声ばかり。。。

そして、時間は頃い１２時前。

もう一つの目的を果たすべく、

海鮮問屋で出会った粋なおば様に教えて頂いた外川漁港の美味しいお店へ。

食堂「いたこ丸」さんでは、自前の船で朝獲ったお魚を頂けます。

新鮮なお刺身を期待して、

日替わりのお刺身と一品が付く、いたこ丸定食を注文。

たいしたボリュームに見えないのは何故かしら?

あ、そうか! ご飯茶碗が大きいんだわ！！

実物は私の顔ほどもある丼サイズのご飯に(笑)、

味噌汁、お漬物、小鉢が付いて1600円。

出てきた瞬間、余りのボリュームに息を飲む・・・。

お刺身は期待を裏切ららず、

というか、期待以上に透き通ってプリップリで、どれも甘くて美味しい！！

特に金目のお刺身の新鮮さは秀逸♪

右手の揚げ物はアンコウの唐揚げ。

臭みも全く無く、ちょい濃い目のにお醤油が効いていて、

こちらもまたプリプリ♪♪

このお値段でこのお味、このボリューム。

お腹ははち切れんばかりでした♪

店内には観光客の姿は見当たらず、

お昼を食べに来ている地元の方らしき人達で一杯でした。

舌の超えた地元の人が通う店って、理想的ですよね（＾＾）