番外 「後楽園ホール」ありがとう。2
先輩の試合、人生をかけた8ラウンドの戦いが始まる。1ラウンド 2ラウンドはいつもより少し動きが重たい気がするも互角、いや打ち勝つ展開。このままのペースでいってくれと願う3ラウンド、相手のパンチで顔を切ってしまう。少し動きが鈍る。4ラウンド以降、流血で目が見えていない感じ。それでも相手とおでこをくっつけて距離をはかり打ち合う。場内はこの日一番の盛り上がり。相手も頑張る。先輩も死力を尽くして頑張る。8ラウンド両者死力をつくしてうちあい、ほぼ互角のまま試合終了。勝負は判定へ。お客さんは、ものすごい拍手。こんなすごい試合はたぶん年に何回しかないだろう。まじで。結果は無常にもドロー。引き分け。先輩はリング上で天を仰ぐ。僕も天を仰ぐ。続きはまた書きます。