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テーマ:乳ガ~~ン(1222)
カテゴリ:乳がんを忘れて生きたい
来年喜寿を迎える母は、すこぶる元気だ。
よく食べ、よく動き、よく遊び、健康で、言う事なし。 そんな母がさっき電話で 「あんまりいい話しじゃないけれど・・・ 友達のお姉さんが乳がんに罹って、ずっと元気にしてたんだけど、 最近腰が痛いと言って診察を受けたら、骨と肝臓が悪くなっていたんだって。 今は入院して治療を受けているそうだけど、あなたは大丈夫なの?」と。 私はこう答えるしかない。 「どんなに気をつけていたって、ガンにはなるし、転移だって再発だってすることはあるよ。 今、とりあえずは大丈夫だけど、これから先はどうなるか私にはわからない。 でもまぁ、今は元気だし、診察もしてるからいいんじゃん?」 母「そう、ずっと元気でいられればいいね。 テレビで見たけど、川村かおりさん、よく頑張ったよね。とてもきれいだったね。」と。 私が告知を受けた2001年、そして局所再発しちゃった2003年。 母に話しながら、私はポロポロ涙を流したけれど、 母は決して泣かなかった。 「大丈夫、絶対に大丈夫だから!クヨクヨしてないの。 しっかり治療して、治すのよ。」と励ましてくれたものだ。 それから今まで、母は私の前では絶対に泣かない。 たぶん、私を思って、こっそり泣く事もあるんだろうと思う。 先日、とある掲示板で 「乳がんになってしまった私は、価値がない。仕事を失い、家族にも迷惑をかけ、生きる意味がな い・・」 そんな内容の書き込みがあった。 違う、違う、そんな事はない。 生きる意味がないだなんて、そんな事は絶対ない! 一人じゃないよ、死ぬまで生きよう。 今月23回忌を迎える父は、生きていれば78歳。 こんな私を、そして、残した母を、空の上からしっかり守ってくれているはずだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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