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カテゴリ:講習会
26日、立山の山麓にある瀬戸蔵山にて、
地図読み講習会を行いました。 富山県の新聞社である北日本新聞社と、 国土地理院北陸地方測量部のお招きによるもので、 剱岳測量100周年の記念事業の一貫としての企画です。 ルートは、らいちょうバレースキー場のゴンドラ山頂駅~ 瀬戸蔵山~竜神の滝~百間滑~ゴンドラ山麓というものです。 (地形図「小見」参照) 下りがかなり急で、参加者がなんと40名だったので、 トラブルが起きはしないかと心配しましたが、 国土地理院と地元のガイドさんに完璧なサポートをいただき、 予定通りの講習を実施することができました。 一本とっているときも、急な下りの途中でさえも 地図をにらんでいる参加者の様子を目にしながら、 地図読みに対する関心の高さは全国津々浦々、 変わらないなあと実感しました。 参加者のみなさまへ。 お疲れさまでした。 15番は少し説明不足でしたね。 あそこを出発してすぐに渡る小さな沢は、 13番から左へ出る赤線の、左にある沢です。 等高線が山側へ少し食い込んでいるでしょう。 それをそのまま北側へなぞっていくと、 最後は等高線の食い込みが不明瞭になりますが、 おおよそ15番付近で青線の本流にぶつかりますね。 沢はそのように流れています。 これがあるから、あの場所が15番だと特定できるのです。 A地点で申し上げたことをもう一度。 地図はポケットに。 ふだんの山歩きでは、せめて一本とっているときだけでも、 次の1ピッチを先読みしましょう。 そして、1年に1回くらいは、地図読みを意識した山行を。 ハイキングコースでも地図読みの練習は十分にやれます。 ぜひ、がんばってください。 ※10月18日(木)~21日(日)、 富山県民会館で地図展が開催されます。 100年前に、柴崎芳太郎技師が剱岳への測量登山で用いた 機器等が展示されます。山のお帰りにでもぜひ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月30日 11時50分12秒
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