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テーマ:ワーキングホリデー(123)
カテゴリ:ワーキングホリデー
ワーキングホリデーという言葉を始めて聞いたのは、23歳の冬でした。その頃私は大学4年生(うん?計算が合わないって?)で、友人たちと卒業旅行でカナダのバンクーバーへ行きました。その時訪れた老人ホームでボランティアをしていた日本人男性に会いました。なんでもワーキングホリデーでカナダに滞在しているとか。
その方はBさんといいました。Bさんにワーキングホリデーが何であるのか、その時初めてお話を聞きました。外国に住むなんて、留学か仕事か結婚くらいじゃないと住めないだろうと思っていた私には、まさに目からウロコの話でした。英語の勉強も仕事もでき、その上海外で生活ができるだなんて…。初めての海外にもかかわらず、すっかりカナダの虜になっていた私にはおいしい話でした。 しかし、大学を卒業してからは就職し、ワーキングホリデーの話なんか忘れていました。しかし、この旅行で英語に目覚めた私は、いつも英語にだけは関わるように心がけていました。 そんな時、ともに海外生活に憧れ、英語を共に勉強してきた親友がイギリスに留学することになりました。私たちは常日頃から、いつか2人でカナダに住みたいねと話していた仲でした。しかし、ロンドンは安い語学学校がたくさんあり、彼女は渡航先をカナダからロンドンへ変えたのです。 親友に海外生活の夢を一歩リードされた私は、留学ではなくワーキングホリデーの道を選びました。カナダはビザを取るのがなんだかややこしそうだし、半年ごとの更新です。オーストラリアはその頃25歳までという年齢制限がありました。なので、ビザを取るのがちょろいニュージーランドを選んだのでのです。 渡航先を決めてからは鬼のように働きました。積み立て貯金も増やし、仕事の給料が安かったので夜は家庭教師のバイトをし、1年で100万円以上貯めました。母はもうあきらめていましたが、父は猛反対しました。でも、私の意志は変わらず渋々あきらめたって感じでした。 もちろん、海外で暮らしてみたいという憧れがあったけど、独学で勉強してきた英語がどこまで通じるか試してみたいという気持ちもありました。実際の生活は、実は日本にいたときとそんなに変わらないなぁ~なんて思いました。毎日が「普通」なんです。たぶん、言葉、食べ物、生活習慣など適応が早かったのだと思います。同じ日本で暮らしていても、カルチャー・ショックは多々ありますから。英語圏以外の国だったらもっと違っていたのかもしれませんけど。 いろんなことがあった1年でしたが、とてもよい経験でした。 ワーキングホリデー体験記は…→チカコさんのマイページ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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