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テーマ:食べ物あれこれ(50358)
カテゴリ:食の話
今日から仕事始めでした。本当は明日からなのですが、受験を控えた中3の特別講座を午前中にしました。仕事を終えてからは、妹の嫁ぎ先の新年会にお呼ばれしていたので出かけました。今朝方、猫のさくらが胸の上に寝ていたので、苦しくて目が覚めてそれからよく眠れなかったし、昨日は寒い中ソフトクリームなんて食べたからでしょうか、お腹の調子もよくありません。しかし、出かけることにしました。
妹夫婦、あちらのご両親に叔母さん夫婦も来ていました。お腹の調子がよくないと言うと、妹が正露丸を持ってきてくれました。今の正露丸は白くコーティングされていて飲みやすくなっているんですね。正露丸が苦手な私でも楽に飲めたし、お腹の具合も治りました。 さて、新年会のメインディッシュはすき焼です。この地域は、すき焼は男性が料理するものなのです。何かと飲みごとの多い男性が、自分たちで楽に作れ、酒のつまみにもお腹いっぱいにもなる料理がすき焼なのです。おまけに、そんな飲み会の席では牛肉ではなく、鶏肉が主流なのです。大分県は全国でも鶏肉の消費量がいちばん高いためか、値段も安いのです。 我が家では大晦日はすき焼で年越しと決まっています。うちでする時はおいしい豊後(ぶんご)牛を買います。調理をするのはもちろん父です。まずは肉の脂をよくしき、糸こんにゃくを炒めます。それから肉を入れ、砂糖と醤油で味付けをし、こんにゃくに味がしみ込んだ頃に野菜を入れます。出来上がったすき焼は、お皿に溶いた生卵と混ぜて食べます。私は生卵が苦手なので、そのまま食べます。食べたあとはうどんかお餅を入れるのですが、これがまたおいしいのです。これが我が家の作り方です。 今日の妹の嫁ぎ先では作り方が違っていました。まず、肉の脂をしいていちばん最初に砂糖を入れるんです。それからその上に肉を入れて、醤油を加えます。それから糸こんにゃくや野菜を入れるのです。そして、生卵は出てきません。お姑さんが卵が苦手なので使わないのでしょう。同じ町内でも、家庭が変われば作り方も違うものなんですね。 そういえば、お正月の朝にお雑煮が出てこなかったので、食後、旦那さまに 「お雑煮は?」 と聞いたそうです。すると旦那さま、 「え?食べたじゃん」 と答えたそうです。朝出てきたものは、お味噌汁の中にお餅の入ったもので、妹はそれをお雑煮だとは思わなかったのです。 我が家の母が作るお雑煮はすまし汁に鶏肉、しいたけ、かまぼこ、ちくわ、ねぎの入ったものです。妹には『すまし汁+お餅=お雑煮』という公式ができていたので、意外だったそうです。そういえば、小学校の時、同級生の一人ははお味噌汁にあんの入ったお餅を入れたものがその家のお雑煮だと言っていました。 ごぼう汁を作りにしても、ごぼうの切り方は家庭によって違います。以前、福祉センター内である児童館で働いていました。時間のあるときは老人会の食事会の調理を手伝っていたのですが、ホームヘルパーさんにごぼうのそぎ方が違うと言われました。 「そんなの家庭によって違うのは当たり前じゃないですか~」 と、気にせず続けましたけど(笑)。 調理の面では、妹は嫁ぎ先でいつもプチ・カルチャーショックに陥っています。お姑さんもけっこうはっきり、 「これじゃいかん」 って言う人なんだそうで、たまに凹むのだそうです。うちは薄味の家庭なのですが、嫁ぎ先は濃味好みで、向こうの家庭に合わせるのも大変みたいです。確かに、今日のすき焼は辛かった…。 やっぱり、自分のお母さんの味に似てくるのは仕方がないですね。小さな頃からずっと食べてきたものだから。私は結婚しても母の味を守りたい派かな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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