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カテゴリ:英語と外国語の話
何度も書いてきましたが、私は英語が大好きです。好きこそもののなんたらかんたらで、いまや英語で生計を立てています。今でこそ、日常会話、海外旅行、電話での応対も軽々とやってのけている私ですが(←ちょっと見栄っぱり、大げさ)、独学でここまでやってきました。そこで、私が英語に興味を持ち始めた頃の、きわめてシンプルな学習法を披露したいと思います。
英語に興味を持ったのは、大学生の頃でした。映画が大好きで、好きな俳優の話す言葉がわかったらいいなぁなんて思う程度。DVDなんかない時代、テレビの下方部にガムテープを張って、好きな映画を字幕なしで繰り返し見ました。その映画は「メンフィス・ベル」。レベル高すぎ…。効果のほどは?う~ん、簡単な会話が聞き取れるレベルでした。 本格的に英会話を勉強したいと思ったのは、大学4年生の頃。初めての海外旅行でカナダへ行ったときでした。ツアーじゃないので、自分たちで観光地やレストランで何とかやっていかなくてはなりません。不安だったけど、意外に英語がわかるし、通じるんです。今まで蓄積していた受験英語の単語が、頭からあふれ出るって感じでした。高校時代、英語は苦手だったけど、単語だけは詰め込んで覚えたからなぁ。受験英語も無駄ではないと思った瞬間でした。 翌年の地元で就職した年、隣の市でイギリス人のネイティブ・スピーカーによる英会話教室が開かれることになりました。市民対象だったけど、友だちのコネで入れてもらいました。私は物怖じしない性格、知っている単語を使って積極的に話すように心がけました。ただ、文法も何もあったものじゃなく、目茶苦茶だったと思います(苦笑)。 それから、なんとなく海外で暮らしてみたいなぁと思い始めた時期、地元周辺にやたらと外国人が増え始めました。市町村や県から派遣され、学校で英語を教えるALTと呼ばれる人たちやその家族です。好奇心旺盛な私なので、友だちといっしょにその人たちに会いに行ったりなんかしていました。私の初期の学習は、彼らを通じて聞く・話すことから始まりました。 ただ、当時はネイティブ同士が話す自然な速さの英語についていけず、会話から置いてけぼりをくらってしまうこともありました。そんなときはひたすら彼らの話に耳をこらし、初めて聞く単語をキャッチしては家に帰って辞書で意味を調べたりしました。その頃は初めて聞く単語でも、自然にその単語のつづりが発音を通して思い浮かぶようになっていました。 一時期、英語がさっぱりわからなくなってしまうスランプにも陥りました。聞いてもわからないし、英語も口から出てこないのです。そんなときは思い切って英語から離れ、一人でゆっくり過ごす時間を持ちました。それがよかったのか、スランプを脱出してからは英語力が急速に伸びました。 初期の頃は、友人に勧められて「Active English」という月刊誌を購読していました。今でこそCD付のこの雑誌、当時はテープと別売りでした。初心者向けのいい教材だと思います。車の中で、いつもこのテープを聞き、わからない箇所をテキストでチェックしてひたすら語彙を増やしました。 おかげで、外国に行くこともなしでネイティブ・スピーカーの友人ができ、英会話も勉強できました。ただ、読み書きの学習は完全に不足していたと思います。その後、ワーキングホリデーでニュージーランドに行くのですが、英語が通じないというトラブルが発生!そのお話は、また次回ということにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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