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テーマ:ワーキングホリデー(123)
カテゴリ:ワーキングホリデー
英語学習法・黎明編でも書きましたが、私の英語学習方法はネイティブ・スピーカーと話すから始まりました。その友人たちの国(地域)といえば、アメリカ(フロリダ、シアトル、ペンシルバニア)、イギリス(ヨーク、マンチェスター)、カナダ(トロント、モントリオール、バンクーバー)、アイルランド(ダブリン)、ニュージーランド(タウランガ)でした。いろんな国・地域の英語を聞いて、彼らと話し、友情を深め、私はある程度自分の英語に自信を持ってニュージーランドへ渡航しました。
私が最初に出会ったのは、オランダ人のフラットメイトでした。このおっさん、英語は流暢だし、ドイツ人の友だちなんかもいて、当時は私も片言ドイツ語を話せたので会話には不自由しませんでした。このおっさん、バートも、私の英語は日本人にしては上手だから、学校なんて行かなくていいし、冬の間は働いて(秋に渡航したので)、夏は旅行なんかして楽しめとアドバイスをしてくれていました。 そんなバートの言葉にもちろん自信過剰になってしまいます。自分は英語ができるんだって思い込んでいたのです。しかし、その自信はあっけなく崩されてしまいました。 ニュージーランドについて真っ先にしなければいけなかったこと、それは銀行口座の開設です。バートに連れられてある銀行へ行きました。口座を開きたいという私の言葉は分かってくれたのですが、銀行員の英語がわからないのです。銀行員はニュージーランド訛りの英語で早口で話します。日本でのニュージーランド人の友だちの英語はよくわかったのに、何で?という気持ちでいっぱいでした。結局、バートの助けを借りて口座を開くことができました。 次に、仕事をする上でのTAX番号を取っておいたほうがよいと言われ、税務署へ行きました。ここでも事務員の女性の英語が聞き取れず、バートの助けを借りました。バートは銀行も税務署も、普段使わない英語だから気にしなくていいと言いました。でも、やっぱり軽く凹んでしまいました。 決定的に凹んだのは、スーパーで写真を現像できるかと店員に尋ねたのですが、私の英語が通じなかったのです。 「はあ?あなた、何言ってんの?」 って感じで、ポカーンとされました。こんな簡単な英語も通じないだなんて、私はもう大ショック。ニュージーランドへ来て約1週間、日本人も見ないし、話し相手はオランダ人のおっさんにその友だちのドイツ人女性。なんだか、日本が恋しく感じ始め、中島みゆきのCDばかり聴いていました。ますますドツボ。 よく考えてみれば、日本で知り合ったネイティブの友人たちは、みんな学校や地域で日本人相手に英語を教えていたのです。だから話すスピードも私に合わせてくれていたと思うし、私のつたない英語でも理解して(しようと)くれていたのです。ニュージーランド人、アイルランド人の友人たちも、日本では自分の訛りを使わないように英語を話していることもわかりました。自分の能力を知るいい勉強になりました。 そこで、英語をちゃんと勉強しようと決心し、自分で語学学校を探して入学手続きにいったのでした。それに、日本が恋しかったし、学校へ行けば日本人に会えるに違いないと思ったからでした。普通、日本人が少ない学校を探す人が多いのに、私は逆でした。 語学学校でのお話、また滞在中に英語力がどう変化したのかは、またの機会にお話します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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