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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(830)
カテゴリ:ない頭で考えたこと
温泉を飲むことを、飲泉と言います。たぶん、循環泉以外の温泉なら、たいていどこの温泉でも飲泉ができるのではないかと思います。私も何度か挑戦したことがあるのですが…
10年程前、私は無料のドイツ語教室に通っていました。国際交流員のドイツ人女性とは仲のよい友人となりました。当時彼女の住んでいた家にはお風呂がなく、あの長湯の大丸旅館のお風呂に毎日入浴していたのです。それも無料で!なんてうらやましいお話。教室の後、彼女は時々私を連れて行ってくれました。 かけ流しの温泉なので、お湯はがんがん出てきます。そのお湯の出てくるところにカップが置かれていました。それはもちろん飲泉用です。私は初めて温泉が飲まれることを知りました。黙々と飲むドイツ人女性においしいのか聞いてみました。彼女は、最初は嫌だったけどもう平気だと言いました。 長湯温泉は炭酸泉、私の頭の中には味のないコーラやサイダーのようなイメージが。それなら飲んでみようとカップに温泉を注いでみました。顔を近づけると、プンと鼻をつく鉄の香り。それでも一口グイッと飲んでみると… お、おえ~!!!!!!!!! ものすごい味でした。 次に試したのが久住の赤川温泉でした。赤川の温泉は硫黄泉で、とても素敵なミルキーブルーです。硫黄の臭いが強烈で、ゆで卵を大量に茹でているような臭いが充満しています。硫黄泉に入ると翌日まで体に硫黄の臭いが残ります。炭酸泉はダメだったけど、硫黄泉ならいけるかも…と一口飲んでみますが、ここでも同じリアクションをしてしまいました。 年末に、友人と国民宿舎直入荘の温泉に行きました。ここの炭酸は濃度が濃く、なんとあの入浴剤のバブの7倍なのだそうです。私たちは2時間近く風呂に入っていたのでのどがカラカラ。私はお風呂を出て冷たい飲み物を買おうと思っていました。しかし、地元っ子の友人は炭酸泉をグビグビ飲んでいるのです。もちろん私は飲んでいません。 そして昨日は友人たちと長湯温泉・御前湯へ行きました。外の露天に入っていると、小さな男の子が飲泉しようとしていました。するとその子のお母さんが言いました。 「○○ちゃん、あんまり飲むとうんちがビリビリ出るよ」 それを聞いた最近便秘気味の私、飲むことにしました。あれから10年も経っているし、飲めないことはないよね~なんて思いながら一口グイッと飲みました。 ま、ま、ま、まず~い!!!!!!!!! ちょっとは学習しましょう、私。やっぱりダメでした。口に入れた瞬間、きっと「愛のエプロン」でインリン・オブ・ジョイトイに料理を食べさせられたような人の顔になっていたと思います。たぶん、基本的に苦手なのでしょうね、温泉水。漬かるのはものすごく好きなのになぁ…。 体に良いということで、苦手な豆乳も克服した私(それでもヨーグルトやコーヒーに入れなきゃダメだけど)。いつの日か温泉水もグイグイ飲んでやろうとリベンジを誓うのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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