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テーマ:バレンタイン(620)
カテゴリ:ない頭で考えたこと
今夜は空手の稽古が突然キャンセルになり、早めに温泉に行ってサウナでのんびりしていきました。ちょっと疲れているせいか、血圧がちょっと低くなっているので、今夜は早めに休まなければ。ここ2,3日、足が冷たくてよく眠れていません。
今日は生徒の家にレッスンに出かけました。2件3クラスのレッスンです。最後のクラスは小3の女の子と小5の男の子の兄妹です。もう2年間一緒に勉強していますが、この女の子はものすごいやっしゃきりでした。負けず嫌いで泣くは、わめくは、何度レッスンが中断されたことか。しかし、ここのところ落ち着いてきて、そんなことはなくなりました。 今日はバレンタインデー。小学生にとっても楽しみな日です。このお兄ちゃん、硬派の野球少年で甘いものが嫌い。将来酒飲みになるぞ~。だから、もらったチョコレートは1枚だけ、しかし、それはクラスのある女子が男子全員に配った友チョコでした。あとはお母さんとおばあちゃんにもらったそうですが、甘いから食べないそうで。 妹の方は、6枚クラスの仲のよい男の子にあげて、あとは仲のよい女の子の友だちと交換をしたのだそうです。今は女の子同士でバレンタインのチョコレートを交換するのが主流だそうですね。この季節だけの限定品も多いから、そのほうが楽しそうだし。 さて、この妹、バレンタインデーに贈るチョコレートのことでお父さんと親子喧嘩をしたのだそうです。お父さんは6人だけにあげるのなら全員にあげろ、さもなければチョコレートなんて持っていくなと言ったそうです。理由は、もらえなかったほかの男子がかわいそうだから。お父さん、何か辛い思い出でもあったのでしょうか…。しかし、気の強いこの子はお父さんに負けずに持って行きました。 レッスン中にこの女の子が私に聞きました。 「先生だったらどうする?チョコレート、友だちだけにあげる?それともみんなに配る?」 私は 「全員に配るか、自分の本当に好きな男の子1人だけにあげるのかのどちらかかなぁ」 と答えました。 「ふ~ん、そっか~」 と言って、女の子はワークブックの作業を続けました。 レッスンが終わって、おうちの方に出していただいたおやつを子どもたちといただいていると、女の子が言いました。 「先生、私やっぱり好きな男の子1人だけっていうのはあげられない。だって、もしその子にだけあげるってことは、その子が好きだってことやろ。チョコレートなんてあげたら、これから恥ずかしくて口がきけんくなるし、ぞれで嫌われるのも嫌や」 言っておきますが、この子は小3、この間9歳になったばかりです。子どもでも女なんだな~なんてあっけに取られました。私が小3の頃はそんな好きな男の子なんていなかったし、友だちと遊んだり本を読んでいるほうが楽しかったなぁなんて思います。 私にとってはごく普通の2月14日、でも学校へ通う彼女たちにとっては特別の日だったようです。なんだか、この時点で小学生に負けているような気が…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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