ハナちゃんといっしょ

私の母はちょっと天然です。わざとじゃないのに、発言がおもしろいんです。そして私はそんな母の突っ込み役。それも激しい突っ込みです。私たち親子の会話を聞く人は、たいがい腹を抱えて笑っています。

先日、妹が遊びに来ているときに母がものすごいボケをかまし、突っ込みようのない(不覚！)私は絶句しました。すると妹は大笑いをして、
「お母さんすげえ～！姉ちゃんを黙らせるなんて…」
そのおもしろいネタを覚えていないだなんて、もったいない。

妹の旦那様は面長です。今はちょっと太って顔もふっくらしていますが、痩せているときはすこしだけ（いえ、かなり）お馬さんに似ていました。妹と付き合っているとか知らないときに、私は馬だとか、好物はニンジンだとか散々言っていました。

ある日、妹の嫁ぎ先から山ほどのニンジンをいただきました。そのときの会話です。

私：「まあ、すごいニンジン。ケンちゃん(妹旦那)の好物だろうにね～」
母：「あ～、あんた！ケンちゃんのこと馬なんち言うちからに！わりい(悪い)娘じゃ！」
私：「いや、私はケンちゃんのこと馬なんか言うちょらんで～。ニンジンが好きだろうな～って言うただけで～。馬っちゅうたのはお母さんやけんな～」
母：「ほんとにわりい娘じゃ！ケンちゃんに言うたらいかんで！」
私：「さぁ～、どうかなぁ～」

さすがに妹の旦那様には言いませんでしたが、妹はこれを聞いて大爆笑していました。

そして本日の会話。夕食前に母とお茶を飲んでいました。

母：「もうすぐ2月も終わりやなぁ。はえ～な～(早いな)」
私：「『２月は逃(２)げる』っちゅうけんな～」
母：「『３月はさっさ(３)と行く』しな～」
私：「それを言うなら、『3月は去(３)る』やろ！」
母：「あ、そうか～。じゃあ４月は？」
私：「知るか！（知(４)るか)」

はい、大バカ母娘ですね。いつもこんな感じです。とても楽しいのですが、時々疲れてしまいます。

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