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2006年02月26日
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カテゴリ:友だちの話
昨日から降っていた雨もやみ、暖かい1日でした。今日は私の大の親友アユミちゃんが大分を去りました。東京に2泊して、ロンドンへ帰ってしまいます。別れを惜しむかのように、昨日の夜も彼女の家に遊びに行きました。1,2年に一度は日本に帰ってくるし、普段はメールのやり取りもしているのですが、今回は3ヶ月のちょっと長い滞在だったし、彼女のご主人、子どもたちともよく出かけたので、今回のお別れは寂しさひとしおなのです。

私とアユミちゃんの出会いは高校時代。2年生のときに初めて同じクラスになりました。彼女はとてもきれいな子で、ごく普通の子だった私にとっては高嶺の花でした。しかし、彼女のほうが積極的に私に話してくるのです。後で聞いてみると、アユミちゃんは私と友だちになりたかったのだそうです。

当時、私は美大を目指し、彼女は音大を目指していました。美術室と音楽室は隣同士で、放課後は部活そっちのけでいつまでもしゃべり続けていました。私は美大はあきらめることになったけど、アユミちゃんは見事東京の某名門音楽大学に行きました。インターネットなんてなかった頃だったけど、いつも手紙で近況報告をしあっていました。

お互い大学を卒業し、田舎へ帰ってきて偶然にもお互いが小学校の臨時講師の職を得ました。勤務先は別だったのですが、会う機会も多く、私たちはますます仲良くなっていきました。

私たちは2人とも英語が大好きで外国に興味がありました。2人で英語の勉強をしたり、近くに住む外国人と友だちになって遊びに出かけたりしていました。アユミちゃんは大分市内に一人暮らしをしていたので、私は毎週末泊まりに行っていました。平日もよく会っていて、
「私たちは普通の恋人同士よりも会っているよね」
なんて言い合って笑っていました。

そんな私たちの夢は、いつか将来海外に住むことでした。
「私たち、カナダかどこかに住んで向こうで結婚して、ハウスシェアをしていっしょに暮らすのよ」
と、アユミちゃんはいつも私に言っていました。しかし、彼女の選んだ国はイギリスでした。なぜなら語学学校の学費が安いからです。しかも、留学中に今のご主人のリーくんと知り合い、結婚、今は2人の子どものお母さんです。

アユミちゃんは今でも言います。
「あなたが私たちの近くに暮してくれたら、すごく楽しいのに」
私だってそう思います。

午後は彼女のご両親といっしょに空港に見送りに行きました。みんな普通にしていたけど、きっと寂しさでいっぱいだったと思います。上の息子は3ヶ月日本の小学校に通い、イギリスの学校よりも楽しい、イギリスに帰りたくないと言っていたそうです。長い滞在だったから、ご両親もちょっと涙ぐんでいました。

別れ際、アユミちゃんが私に言いました。
「私たち、すぐに会いましょうね。できれば年内に!」
って、私にイギリスへ遊びに来いってことかしら?あ~、ちょっと無理かもね~。でも、私たちは一生友だち、会おうと思えばいつだって会えると信じ、次の再会を楽しみに待つこととします。





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最終更新日  2006年02月26日 17時49分48秒
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