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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(838)
カテゴリ:熊本県散策
熊本城のお話、第3弾です。
熊本城の天守閣の西北に、国重要文化財に指定されている宇土櫓(うとやぐら)があります。1877年の西南の役時に天守閣は焼失、1960年に熊本市によって再建されましたが、この宇土櫓だけは強風の風向きにより、焼失を逃れて400年前のそのままの姿で残っています。 宇土櫓の正面。 宇土櫓は、3層5階地下1階の造りになっていて、当時は戦を控えた武士たちがそこで出陣の待機をしたり、倉庫として利用されていたとのことです。今でも内部を見学することができます。明かりもほとんどなく、薄暗いのですがまたその雰囲気が素敵です。階段も当時のままなので、狭いし急だし、昔の人はあんな着物を着ていて昇り降りしていたのに、よくこけなかったものです。 内部の様子。廊下を歩くと、キシキシ音がします。 この宇土櫓は天守閣と築城期が異なるとされ、小西行長の居城であった宇土城を加藤清正が移築したとの説があり、それがそのまま呼び名となっています。しかし、近年の解体修理の結果、元々この場所に建てられたという説のほうが有力のようです。 前回の「黒い城」にも写真を載せましたが、ここから見る熊本城の天守閣の姿は美しいです。私は天守閣よりもこちらの宇土櫓のほうが好きです。 加藤神社から見た宇土櫓は絶景! 熊本城公式ホームページ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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