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2006年03月21日
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カテゴリ:大分県散策
大分の伝説「鬼の築いた石段」(熊野磨崖仏・パンフレットより)

「紀州熊野から田染(今の豊後高田市)にお移りになった権現様は霊験あらたかで、近郷の人々はお参りをするようになってから家は栄え、健康になりよく肥えていました。その時、何処からか一匹の鬼がやってきて住みつきました。鬼はこのよく肥えた人間の肉が食べたくて仕方がなかったのですが、権現様が怖くてできませんでした。

しかしどうしても食べたくなったある日、権現様にお願いしたら、
『日が暮れてから翌朝鶏が鳴くまでの間に下の鳥居のところから神殿の前まで百段の石段を作れ、草したらお前の願いを許してやる。しかしできなかったらお前を食い殺すぞ』
と云われました。権現様は一夜で築くことはできまいと思って無理難題を申しつけられたのですが、鬼は人間が食べたい一心で西叡山に夕日が落ちて暗くなると山から石を探して運び、石段を築きはじめました。

真夜中頃になると、神殿近くで鬼が石を運んで築く音が聞こえるので、権現様は不審に思い神殿の扉を開いて石段を数えてみると、もう九十九段を築いて、下のほうから鬼が百段目の石をかついで登って来るのです。権現様はこれは大変、かわいい里の人間が食われてしまう、何とかしなければとお考えになり、声高らかに、コケコウーロと鶏の声をまねられたら、これを聞いた鬼は慌てて
『夜明けの鶏が鳴いた、もう夜明けか。わしはこのままでは権現様に食われてしまう、逃げよう』
と最後の石をかついだまま夢中で走り、一里半ほど走ってやっと平地に出ましたが、息がきれて苦しいので、かついだ石を放ったら石が立ったまま倒れないので、そこを立石(山香町)と呼ぶようになりました。

これを聞いた里人たちは、これで安心して日暮しができる、これも権現様のおかげと、岩に彫んだ大日様のお加護であると朝夕感謝するようになりました。」


その伝説の石段がこれです。
2006_03120112.JPG

石段を昇るというより、登山をしているような感じでした。写真がちょっと暗いけど、奥のほうを見るとかなり急な傾斜なのがわかります。200円の拝観料を払った上にきつい思いをしたので、
「鬼ももっと丁寧に作ればいいのに…」
と妹がこぼしていました。私は楽しかったのだけど…。

頂上近くにある熊野磨崖仏のお話は、また次回といたします。





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最終更新日  2006年03月21日 19時35分25秒
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