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テーマ:動物虐待(224)
カテゴリ:猫の話
今日の日記を読んでいただく前に、ぜひ読んで欲しい記事があります。リンクさせていただいている愛犬家のすーぱーハナちゃんの日記です。私はこの記事を読んでちょっと泣きそうになりました。そして、ある日の出来事のことを思い出しました。
10年程前の話になります。お隣の家で飼われていた猫は、よく太っていて、いつもうちの猫の餌を食べに来ており、その上うちの猫たちをいじめて帰るというふてぶてしい猫でした。名前は何だったか知りませんが、お隣は必ずといって猫には「キー」、犬には「ピス」という名前をつけていたので、たぶんキーだったと思います。でも、我が家ではその猫のことを「ブー」と呼んでいました。 その当時、私は町内にある社会福祉施設で働いていました。そこには保健センターも同じ施設内にあり、時々野良犬や野良猫たちが檻に入って飼い主が現れるか、保健所へ連れて行かれるかの運命のときを待っていました。中には、もう年をとったからいらないとつれて来られる犬もいました。運よくそこで新しい飼い主さんに出会えた子たちもいました。 さてある日、私が外の仕事をしていたときです。保健センターの軽トラに檻が積まれているのを見ました。また保健所へ犬か猫が連れて行かれるのだな、なんて思いながら走る軽トラを見ると、檻の中には何と、お隣のブーがちょこんと座っているのです。にっくきブーなのに、私はトラックに向かって思わず、 「ブー!」 と大きな声で呼んでしまいました。 保健センターのMくんが保健所から帰ってきたときに、あの猫はうちのお隣さんのかと聞きました。Mくんは、こう言いました。うちのお隣さんから電話がかかってきて、野良猫がいたずらをして困るので捕獲にきて欲しいと。野良猫どころか、ブーはその家でちゃんと飼われていた猫なのです。猫を引き取ってもらうのには、1匹につき200円かかります。それをケチってか、飼い猫を引き取ってもらうのに気が引けるのかはわかりませんが、あまりにもひどい!その数週間後、お隣では真っ白な子猫が飼われていました。 お隣の人たちは、決して人間的には悪い人たちではありません。でも、お隣の人たちは、ペットが年老いてくると当然のように保健センターに引き取ってもらったり、捨てたりするのです。いったんペットを飼うと決めたら、その子たちが天寿を全うするまで責任を持って飼うべきではないでしょうか。 うちは猫好き一家だと知っている人が多く、よくうちに猫が置き去りにされていきます。4年前、うちに子猫がやって来ました。それも捨て猫だと思っていました。すごくかわいいキジ猫で、よく跳びはねるので「トビ」と名前を付けてかわいがっていました。しかし、実はそれはお隣の猫だということがわかったのです。返してしまえばまた今までの猫たちと同じ運命になるから渡したくなかったけど、返すしかありませんでした。しかし、1週間後、トビは我が家に帰ってきたのです。また隣に連れて行ったのですが、また脱走してうちに来て…。その次にトビが脱走してから、トビは二度と何処にも帰ってきませんでした。 今いる猫たちがいなくなるって考えただけで悲しくなるけど、命には期限があります。でも、責任を持って、猫たちが幸せな最後を迎えられるように飼っていきたいと思います。もちろん、今いる6匹は去勢・避妊手術済みです。これ以上増えて責任を持てなくなっても困るからです。 ちょいと重い話の後は、これでほんわかしてください。 おねだりハナちゃん。 クリスマスローズとさくら。 2匹は仲良し!ニーニとダイくん(鼻垂れてるし)。 この子もうちに捨てられていたブチ。 初登場!ハナちゃんとダイくんのお母さん、ズー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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