|
テーマ:大分&熊本 観光地紹介(830)
カテゴリ:大分・竹田市散策
穏やかな春の日曜日、妹と一緒に竹田市倉木地区の菜の花まつりへ行ってきました。倉木は祖母山のふもとにある集落で、大雨のときにニュースや天気予報でよく聞かれる地名です。雨量の観測計があるのか、大雨が降ったときには
『竹田市倉木で○○ミリを観測しました』 っていう情報がはいってきます。 菜の花まつりはこの倉木の住民によるお祭です。規模はそんなに大きくないのですが、地区の住民による農産物の加工品が売られ、手作りの菜の花巻き寿司(菜の花入り)や鶏めし、だんご汁などが味わえます。伯母も朝からだんご汁作りをしていました。私もしっかり菜の花巻き寿司、鶏めし、焼き鳥を食べてきました。特設会場では倉木地区の子どもの太鼓、獅子舞、カラオケ大会、神楽が催されていました。子どものための木工教室も開かれていました。 私たちは昼前に倉木に着き、伯母の家に車を停めて会場に向かいました。目の前には一面の菜の花畑が広がり、花のいい香りがしてきました。 向こう側は祖母山です。山に点々と白く見えるのは、山桜です。 会場の手前で従妹夫婦と6さいの息子に会いました。会場ではちょうどカラオケ大会が始まるので、その間に伯母の家で食事をすると言っていたので、私たちも伯母の家に戻りました。ちょうど伯父が私と妹の分の食事を買ってきてくれました。食事をしてのんびりしていると、カラオケが終わったようで神楽の太鼓の音がしてきたので会場に向かいました。 従妹の息子、こうたは会場に着くと同時に、私たちに出店でおもちゃを買ってとねだりました。ちょっと意地悪な私と妹はこの小さな男の子にある条件を出して、それができたら買ってあげると言いました。その条件とは… こうたはとても怖がりです。鬼や神楽の面を怖がるのですが、荒神の舞う神楽を最前列で見ることができたら、おもちゃを買ってあげることにしました。本当におもちゃが欲しかったのでしょう。こうたはしっかり最前列に座りました。しかし、手は私の袖を握っていました。そしていよいよ荒神が登場。舞台の上の荒神は、こうたを見つけて手招きをします。私たちに背中を押され、こうたはちょこちょこと壇上に向かっていきました。 すると… これでもかってくらい振り回されました。 最初は怖くて固まっていたこうた、でも、泣きもせずにけろっとしていました。もう一人の荒神に追いかけられて、小学生たちは逃げ回ったり、捕まえられて大泣きしていたのに。 左の子は捕まえられて大泣き。こうたはけろりとしています。 ポーズも取ってくれました。 こうたにはご褒美におもちゃを買ってあげました。安いのにしてねって言ったのに、2500円の物を選んだちゃっかりボウズ。まあ、怖いのを我慢してがんばったからいいか! 最後は餅まきと抽選会で終わりました。抽選会では倉木名物の菜の花米(菜の花を植えた後にそこで育てられたお米)や乾燥しいたけが当選者に送られていました。 倉木菜の花まつりは毎年この時期に開催されます。年々規模は小さくなっているそうですが、それでも大分や別府市内から観光客がやってきます。けっして派手な催しではないけれど、地元の人の育てたお米や野菜、作った手料理を味わい、交流することができるのが魅力のお祭です。 倉木川のお魚たち。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[大分・竹田市散策] カテゴリの最新記事
|