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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(830)
カテゴリ:大分・竹田市散策
最近、週末の天気がよくないですね。でかけようと思った日は必ずといっていいほど雨が降ります。かつて雨女なんて言われたこともありますが、私の出かける日はみなさん、要注意です!
2週間前に愛染堂へ行った時も、雨がしとしと降っていました。それはそれで情緒があって、なかなかきれいです。愛染堂は観音寺というお寺に隣接しています。そこにたどり着くには、緩やかな石段を昇っていきます。 秋は紅葉が美しい場所のひとつです。 雨の日は滑りやすいのでご注意! この石段は、毎年11月半ばの竹楽の時には、500本もの竹灯篭が飾られます。ここがいちばんの見所になるところです。 この石段に向かって右側に、観音寺の十六羅漢像があります。意識して見なければ、気がつかずに通り過ぎてしまいます。 この観音寺の十六羅漢像は、作者・年代とも不詳です。郷土史の「竹田奇聞」によると、大野郡長谷村(現・豊後大野市犬飼町長谷)出身の名石工後藤郷兵衛が文化年間(1804~1817)に彫った物ではないかといわれていますが、なんの裏づけもないそうです(笑)。 仏教の修行を完成し、悟りの境地に達した人のことを「阿羅漢」といい、これを略して「羅漢」といいます。 仏教を極めた人々です。 羅漢像といえば、九州では宇佐市と熊本市の五百羅漢が有名です。竹田市の羅漢像はたったの16体。しかし、こんなお話があります。お釈迦様は死を目前にして、16人の高弟に長くこの世にとどまり、各地に仏教を広める様に命じました。十六羅漢像はこの16人の高僧を表したものなのです。それぞれ名前もあるそうなのですが、誰がどの人か判別はつかないそうです。 この観音寺周辺はお寺が多く(寺町という地名)、紅葉の季節は特にきれいです。滝廉太郎記念館など見所も満載ですが、ただお寺の間の小さな路地を散策するだけでとても楽しい場所だと思います。亡くなった祖父も倒れる直前までこの寺町に住んでいて、訪ねるたびにいいところに住んでいるなって思っていました。 観音寺の石段付近では、猫ちゃんたちがお出迎え。 (晴れの日に撮影) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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