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テーマ:趣味の英語(404)
カテゴリ:英語と外国語の話
子どもたちに英語を教えている私ですが、実は私は子どもがあまり得意ではありません。どちらかというと、昔から苦手なんですね。でも、なぜか子どもと関わる仕事ばかりしています。小学校の臨時講師に、家庭教師に、児童館の児童厚生員に、今は英会話講師。空手の教室でも異常に子どもに懐かれるし、子どもと関わるのは私の宿命かしら?とあきらめることにしました。
ここからが本題です。振りが長すぎました。今日は小6のお兄ちゃんと小4の妹のクラスの出張レッスンでした。この妹ちゃんはなかなか気が強く、リスニングテストで間違ったら泣いて悔しがります。そんな彼女が突然私に聞きました。 「先生はアメリカ人?」 はい~?日本人でしょ。どこをどう見ても。 「何で?」 と聞くと、 クラスのお友だちがやっぱり英会話を習っていて、その先生がフランス人だとか何とかいうのです。この町でフランス人なんぞ見たことがないので、たぶん他の国の人と勘違いしているのでしょうけど。そのクラスメートが言うには、英語はやっぱり英語を話す国の人に習ったほうがいい、日本人に習う英語は本物じゃないって言ったらしいのです。キーッ!小4のくせに生意気な!だから子どもは好きじゃないのよね。 まあ、ネイティブに習うのも、日本人に習うのも、どちらも短所と長所があると思います。発音や今風の言い回しの面では日本人はネイティブにはかなわないけど、文法的なことや説明は日本人の講師のほうがわかりやすいんじゃないかなって思います。例えば、講師は全員ネイティブ!なんてことを売りにしている学校もありますが、英語初心者や英語嫌いの人にとっては、自動車学校でいきなり車道に出て運転するようなものだと思うのです。子どもはともかく、大人にとっては…。それで伸びる人もいるかもしれないけど、やめていく人がほとんどだと思います。赤ちゃんが英語を覚えるようになんていうキャッチフレーズもありますが、物事を理論的に考えられるようになった大人には無理だと思います。 私は海外に住んでみたり、英会話学校にも少し行ってみたりしたけど、だからと言って話せるってわけではないと思います。習った英語を、覚えた英語を、勉強した英語をどれだけ自分で使ってみるかが勝負だと思います。使う機会がない?そんなのは自分で作らなくちゃ!私は自分から近くに住む外国人を訪ねて行ったり、話し掛けたりしました。恥ずかしくてできない?そんな受け身だったら、語学なんて身につきませんよ。 講師が何人でも、結局話せるようになるかならないか、それは自分次第だと思います。って、クラスメートに言ってあげて!私の生徒よ!子どもにはわかるまいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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