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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(830)
カテゴリ:熊本県散策
ヨーロッパ・北米が原産地のスズランは冷涼地を好み、日本国内では本州中部以北の高山や北海道に多く自生します。西日本では昭和45年に阿蘇郡一の宮町(現・阿蘇市一の宮)、つづいて昭和49年に阿蘇郡波野村(現・阿蘇市波野)で自生が確認されました。日本でいちばん南に自生するスズランということです。って、どんだけ寒いんや…、九州なのに。ちなみに、うちの庭に植えているのも毎年咲きます。この自生地は保存状態がよく、熊本県の自然環境保全地域に指定され、保護されています。
ということで、そろそろ自生地のスズランも見頃、今日はさわやかないいお天気なので、午前中はスズランの花を見に行ってきました。県境は越えても、うちからわずか20分のところにあります。近いとなかなか行かないもので、今回が2回目でした。 スズラン自生地に着いてみると、けっこう車が停まっていて、なかには筑豊ナンバー、福岡ナンバーの車もありました。私たちが帰る頃には観光バスまでやって来て、きっと見に来た人たちは丘の上にスズランが一面に咲き誇っていることを期待して来たのでしょうね。しかし、自生地とはいっても群生しているわけではありません。雑草の陰に隠れるかのように、ひっそりとかわいい花を咲かせているのです。この丘、日当たりがよすぎるのに、よくスズランが自生しているな~って思います。 スズランのほかにも、いろんな野草が可憐な花を咲かせていました。小さすぎてピントが合わずに、スズラン共々写真を撮るのが難しかったです。 これは何の花? イギリス、フランスでは5月1日のミューゲの日にこの花を贈る習慣があるといいます。そして受け取った人には幸福が訪れるのだそうです。ミューゲとはフランス語でスズランのことです。そして女性が男性にこの花を贈ることは恋の告白を意味するのだそうです。なんだか、スズランの和名の「君影草」って言葉にぴったりだと思いませんか? スズランの花言葉は「幸福が訪れる、純潔、幸福が戻ってくる、意識ない美しさ」。この花言葉を聞くだけで、大切な人に贈りたくなる花ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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