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2006年07月07日
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写真で見てず~っと気になっていた磨崖仏をついに見ました。いや~、すごい!写真よりも迫力があって、ちょっと強面で、顔を真っ赤にして怒っているような石仏は初めて見たかもしれません。

その磨崖物は、豊後大野市緒方町越生(こしお)地区にある瑞光庵磨崖物です。宮迫東、宮迫西石仏を見た後にここへ向かいました。途中までは地図どおりに進めたのですが、簡易地図では道がよくわからないし、詳しい地図はさらにわかりにくく、なかなかたどり着けません。運よく、草取り作業をしているおばさんがいたので、道を尋ねたら親切に教えてくださいました。いつも思うのですが、緒方の人ってとても親切です(お役所以外…)。

田畑の中を通る道を抜けて、たどり着きました、瑞光庵。ただ、駐車場がないので、車を路肩に停めて坂道を上っていきます。ここもやっぱり草が繁っています。でも、距離は短いのでご安心を。上までたどり着くと、手前に大きな岩、右手に瑞光庵の赤い建物、左に岩窟が見えました。

こんな岩がお出迎え。亀のよう。
2006_07030032.JPG

この瑞光庵は由来は不詳ですが、本尊は千手観音、阿弥陀如来、薬師如来の三体です。ただ、私はこれがそんな貴重なものとは知らず、ただの小屋?なんて思って、中も見ていなければ写真も収めていません。あとで調べてわかったことです。また行きたいので、よかったら来月いっしょに行きましょう、どらちゃん

磨崖仏ですが、岩窟の奥にあります。岩窟は幅6m、奥行き2m、高さ2mで、奥壁に不動明王が彫り込まれています。中に入ると真っ暗。上には蛍光灯があるものの、もの探しの苦手な私は電気がどこにあるのかわからないまま、暗い岩窟に入っていきました。目が慣れてくると、目の前に大きくて色鮮やかで、ものすごい形相をした不動明王が!

2006_07030024.JPG

フラッシュを使ったけど、暗いですね。写真よりも間近で見るほうが迫力です。この一帯には磨崖仏が多いのですが、この中でも瑞光庵磨崖仏は、表情や下半身の顕造の手法によりきわめて近世の作であると考えられています。また、岩窟内に掘り込まれた形態が珍しいため、人々の関心は高く、参拝者も多いそうです。確かに、宮迫東、西石仏よりも見ごたえがありました。

左手には小さな石仏が十数体並んでいます。
2006_07030026.JPG

現在も、この越生地区で不動様祭が行われており、大野川流域の不動信仰を考えるうえで貴重な資料だといわれています。

これで緒方の磨崖仏は制覇した~!なんて思っていたら、まだあと2ヶ所ありました。今週末は台風と雨が心配だし、車の調子も悪いし、子猫もまだまだ目が離せないので、また落ち着いたら行ってみようと思います。





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最終更新日  2006年07月07日 19時33分14秒
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