|
テーマ:大分&熊本 観光地紹介(838)
カテゴリ:大分・豊後大野市散策
また今日も降っています、雨が。半端な降りじゃないですよ~。昨日は高森へのお仕事は断りました。だって、市内でも岩が民家に落石するくらいの降りだったんですよ。お金よりも命じゃ~!今日も降ってるし、さくらの病院の送り迎えがあるので、うちでのんびりしてます。おかげさまでさくらは、少しだけご飯を食べられるくらいに回復しました。飼い主に似ず、元々小食なにゃんこです。
出かけられないので、かなりたまっている近場散策のお話を書きたいと思います。 真名野長者伝説や般若姫の巨像で名高い豊後大野市の内山観音こと連城寺ですが、いちばんの見所はなんといっても薬師堂に安置されている薬師千体でしょう。 薬師千体像。 その数、なんと1008体!京都の三十三間堂に並ぶ数です。薬師堂本尊の薬師三尊の左右両側には階段状の壇がしつらえられ,左右504体ずつ合わせて1008体の薬師如来立像が安置されています。すべて檜材の寄木造とみられ,螺髪に群青,衣に朱が塗られ,肉身部には漆箔を施されています。仏像の高さは65cm、全て同一人の作だと思われていますが、作者は不明です。室町時代の作で、県の有形文化財に指定されています。厳重に保護されていますが、ガラス越しに見ることができます。 本尊の薬師三尊像。 薬師如来は七つの大願を発し、人間の心を清浄にし、病難・苦難を救済する仏様だといわれています。また、千体の薬師如来像を安置する堂宇は、日本国内ではここが唯一の場所だそうです。 薬師堂の中はこんな感じ。 建物内部の両脇には、仁王像が立っています。 両方とも木製です。力強い感じが現れていますね。ここには掲載していないけど、ガラスの反射を利用して仁王像と記念撮影もしました。 薬師堂の片隅に、旅人歌人の種田山頭火の句も残されていました。 秋の山路 おへんろさん夫婦づれ 山頭火 昭和5年に山頭火が、西南戦争の古戦場後の三国峠を越える際、この内山観音に立ち寄って詠んだ句だそうです。 ここを訪れたときににわか雨に遭い、この薬師堂で雨宿りがてら仏像を見てゆっくりすごしました。心穏やかになれる時間でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[大分・豊後大野市散策] カテゴリの最新記事
|