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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(838)
カテゴリ:大分・竹田市散策
江戸・明治時代の古戦場である高鼻公園ですが、竹田市方面から登ってくると何気なく金色の巨大な仏像が立っているのが見えます。木が生い茂っているので、よほど注意してなければ見えませんが…。
公園の奥に足を運んでいくとこんなものが… 巨大な馬頭観音像と、それを取り巻くように数百の小さな馬頭観音像が並びます。私、タイやミャンマーへは行ったことがないのですが、あちらの寺院ってこんな感じなのでしょうか、なんて思ってしまいました。 さて、馬頭観音とは何ぞやと思われた方のために豆知識。興味のない方はスルーしてください…。もう、私の趣味の領域ですから。 馬頭観音は六観音(聖観音、千手観音、馬頭観音、十一面観音、准胝観音、如音輪観音)の一つです。インド神話に現れて馬頭に化身し、梵天の仇を討つビシュヌに起源を持つといわれています。古代インドの詳しいお話は調べていませんので、あしからず。 菩薩とはいえ、面相は忿怒の相をなす激しい表情を表し、頭上に馬の頭を頂き、胸の前で馬頭印を結んでいるのが形相上の特色です。 ほら、頭の上に馬がいますでしょ? わが国では平安時代から牛馬の守護神、旅路の安全、家内安全、商売繁盛、交通安全、合格祈願をつかさどる仏として信仰されています。 なぜこの場所に馬頭観音?それも何体もあるのか私には造られた背景などはわかりません。ここのものはここ20年以内に造られただと思います。交通安全を願って路傍に馬頭観音の石仏がいろんな場所に造られたといいますから、そのブーム(?)に便乗したのでしょうね。 一体全体、何体あるのか、馬頭観音。 ちょっと日本じゃないみたい。 そんなに怖い顔をしなくても… 文化的価値はない観音像かもしれませんが、見ごたえ十分ですよ。多くの方の寄付が寄せられたこの観音像、きっとたくさんの願いが込められていることだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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