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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(838)
カテゴリ:大分県散策
あんこ面(つら)見よ
目は猿まなこ 口は鰐(わに)口 閻魔顔 これは佐伯市宇目に伝わる「宇目の唄げんか」という子守唄です。意味がわかりますか?歌詞の意味は、相手をなじり合っているという、なんとも微笑ましい(?)もの。これは2組に分かれて「送り」「返し」と交互に唄を唄い出し合い、唄に詰まったほうが負けなのです。 宇目は宮崎県境に近い山里です。裕福な農家や木内錫高山へ働きに出る家では、子守り娘(こ)を雇うところが多かったそうです。そういえば、私が子どもの頃に親のいうことを聞かなかったときには、 「子守り娘に働きに出すよ!」 と脅されていたものでした。まあ、それはいいとして…。 夕方になると、子守り娘たちは鎮守の境内や野原などに集まり、日頃のうっぷんを晴らすべく交互に唄問答をして遊んだわけなのです。 子守り娘たちの像。 今では有名な民謡となった子守唄のモニュメント。 宮崎県と大分県をつなぐ、宇目の唄げんか大橋。 唄げんか大橋は、7~8月の間は夜間ライトアップされています。なかなかきれいですよ。この橋を渡って左の小道を入るとケーキ屋さんがあります。かなり前に入ったことがありますが、なかなかおいしかったです。 橋の下には、ダム百選のひとつ北川ダムが。 これらの画像は道の駅宇目周辺です。道の駅にはキャンプ場もあり、私も数年前に教室の生徒たちや、友人の生徒さんたちといっしょに英語キャンプをしました。キャンプ場にも子守り娘たちの小さな像が点在してますが、実はキャンプの夜にちょっとしたミステリーが…。 生徒の1人が、子守り娘の像が向きを変えているって言うんです。私は全然注意して見ていなかったから、まさかね~、気のせいでしょ~って気にもしませんでした。 そして朝になり、生徒たちの数人が真夜中に赤ちゃんの泣く声が聞こえたって言うんですね。泊まり客の中に赤ちゃんを連れている人がいたんじゃないの~、なんて答えたんですが、いっしょに起きていたのに聞こえていない子もいるとかで。私は曝睡していたので、そんなの聞こえはしなかったんですけどね…。 まあ、気のせいってことで…。生徒たちは納得しなかったですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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